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試験的に生成AIプロジェクトを実施した企業の80%が「成功した」と回答 アルテリックスが調査結果を発表:企業と一般消費者で生成AIの捉え方に違い
アルテリックスは、生成AIに対する認識と心情に関する調査レポートを発表した。日本企業の77%が「生成AIはビジネス価値を高める」と回答したものの、一般消費者の3分の1は生成AIに対して懐疑的な印象を持っていると答えた。
アルテリックスは2024年5月21日、「Market Research:Attitudes and Adoption of Generative AI(生成AIに対する考え方と受容に関する市場調査)」を発表した。これは世界11カ国で、企業のデータ活用に携わるチームの意思決定者(ITビジネスリーダー)2000人と一般消費者3000人を対象に実施した調査の結果を基に、生成AIとの関わり方や導入状況についてまとめたもの。
日本では、企業の77%が「生成AIはビジネス価値を高める」と回答しているが、一般消費者の37%はその価値に懐疑的で、33%は「生成AIの将来性に懸念がある」と答えており、企業と一般消費者の間で生成AIについての捉え方に違いがあった。
半数が「生成AIで誤った情報が生成されたことがある」と回答
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