「Google URL Shortener」(goo.gl)で作成された短縮URL、リダイレクト終了へ:目的の宛先へのリダイレクト提供は2025年8月24日まで
Googleは、2018年に非推奨化と他サービスへの移行を発表した短縮URLサービス「Google URL Shortener」(goo.gl)で作成された既存の短縮URLについて、これまで提供してきた目的の宛先へのリダイレクトを2025年8月24日をもって終了すると発表した。
2024年7月18日(米国時間、以下同)、2018年に非推奨化と「Firebase Dynamic Links」への移行を発表した短縮URLサービス「Google URL Shortener」(goo.gl)で作成された既存の短縮URLについて、これまで提供してきた目的の宛先へのリダイレクトを2025年8月24日をもって終了すると発表した。
Google URL Shortenerによる短縮URLの作成、管理、分析機能は2019年3月30日をもって提供が終了したが、その後も同サービスで作成された「https://goo.gl/*」形式のリンク(以下、「既存のgoo.glリンク」は、目的の宛先にリダイレクトされていた。
2025年8月25日以降、こうした既存のgoo.glリンクは応答を返さなくなる。
今後の予定
2024年8月23日以降、既存のgoo.glリンクを開くと、目的の宛先に移動する前に、一定の割合でインタースティシャルページが表示され、「2025年8月25日以降、リンクがサポートされなくなる」ことが通知されるようになる。
インタースティシャルページが表示されるリンクの割合は、既存のgoo.glリンクのリダイレクトの終了日まで、時間とともに増加する。インタースティシャルページは、このリダイレクト終了に伴って移行が必要になるリンクを追跡して調整する際に役立つ。リダイレクト終了日以降は、全てのgoo.glリンクが404エラーを返すようになるが、インタースティシャルページはその日まで表示され続ける。
Googleは、インタースティシャルページによって、既存のgoo.glリンクの現在のフローが中断される可能性がある点に注意を促し、以下の例を挙げている。
- 他の302リダイレクトを使っている場合、インタースティシャルページによってリダイレクトフローが正しく完了しない場合がある
- 移動先ページにソーシャルメタデータを埋め込んでいる場合、最初のリンクが表示される場所に、そのメタデータが表示されなくなる可能性がある
Googleは、こうした場合はリンクをできるだけ早く移行することを勧めている。
Googleによると、インタースティシャルページによって利用できなくなるユースケースがある場合、既存のgoo.glリンクにクエリパラメーター「si=1」を追加することで、ページの表示を抑制できる。
Googleは、質問や不明な点がある場合は、Firebaseサポートまで問い合わせてほしいと呼び掛けている。
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