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「jQuery 4.0.0」正式リリース、Internet Explorer 10以前がついにサポート対象外10年ぶりのメジャーアップデート

OpenJS Foundationは、JavaScriptライブラリ「jQuery 4.0.0」の正式版をリリースした。2016年のバージョン3.0.0以来、約10年ぶりのメジャーアップデートとなる。

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 オープンソースプロジェクトのOpenJS Foundationは2026年1月17日(米国時間)、JavaScriptライブラリ「jQuery」の最新メジャーバージョンとなる「jQuery 4.0.0」を正式リリースした。2016年にリリースされたバージョン「3.0.0」以来のメジャーアップデートであり、広範なコードのクリーンアップと最新のJavaScript標準への対応が行われている。


10年ぶりのメジャーアップデートとなる「jQuery 4.0.0」(OpenJS Foundationの公式サイトより引用)

「Internet Explorer 10」(IE 10)以前など“負の遺産”を整理

 jQuery 4.0.0では、Webブラウザ「Internet Explorer 10」(IE 10)以前の「Internet Explorer」のサポートを廃止した。一方で、「Internet Explorer 11」(IE 11)については引き続きサポート対象となっており、同バージョンのサポート廃止は将来の「jQuery 5.0」で段階的に実施される予定だ。

 この他、「Microsoft Edge Legacy」や、サポート期限を過ぎた「iOS」「Android」「Firefox」なども対象外となっている。これらの環境を引き続きサポートする必要がある場合、開発チームは「jQuery 3.x」系の利用を推奨している。

ESモジュールへの移行とビルド環境の刷新

 jQuery 4.0.0では、ソースコードが従来のAMD(Asynchronous Module Definition)形式からESモジュール(ECMAScript Modules)形式へ移行された。パッケージングには、ESモジュールを前提に設計されたビルドツール「Rollup」が採用されており、「npm」(Node Package Manager)や「GitHub」で配布されるソースコードを、ビルドツール「RequireJS」なしに扱える。これにより最新のビルドツール、開発ワークフロー、ブラウザとの互換性が確保される。

非推奨APIの削除とサイズ削減

 今回のメジャーアップデートでは、複数の非推奨API(アプリケーションプログラミングインタフェース)が削除された。これらは内部利用を想定したものや、現行ブラウザでネイティブAPIが利用可能となった機能が中心となっている。

 非推奨APIの削除とレガシーブラウザ向けコードの整理により、ライブラリ全体のサイズはgzip圧縮後で3KB以上削減されたとしている。

移行支援ツールの提供

 メジャーアップデートに伴う破壊的な変更に対処するため、開発チームは「jQuery Migrate」プラグインの最新版を提供している。既存のプロジェクトをバージョン4.0.0にアップグレードする際、このツールを使用することで、削除された機能や変更された挙動を特定し、スムーズな移行を支援できるとしている。

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