あなたの適職は「CISO」? それとも「技術営業」? 9職種から“一押しセキュリティ職”が分かる無料診断:女性セキュリティ専門家3人が開発
「セキュリティ人材」には、具体的にどのような職種があるのか。自分にとっての適職はどれなのか――。これらを知るために役立つ、無償で使える診断ツールが登場した。どのようなものなのか。
セキュリティ業界では慢性的な人材不足が課題になっている。Security Branding Projectはその背景として、学生や転職希望者が「セキュリティにはどのような職種があるのか」を知らなかったり、そうした職種に関心を持つ機会がなかったりすることを挙げる。Security Branding Projectは、女性のセキュリティ専門家のブランディングに関する活動を進める有志プロジェクトだ。
近年では、文系、理系を問わず活躍できるセキュリティ関連職種もある。学生や転職希望者がそうした職種を知り、セキュリティ業界に興味や関心を持つきっかけを作ることが重要だとSecurity Branding Projectは指摘する。
無償で使える、セキュリティ職種診断ツールの中身とは?
こうした中、Security Branding Projectは2026年8月5日、さまざまなセキュリティ関連職種の中から自分に合う職種を診断できる無償のWebツール「あなたは何職(なにいろ)!? セキュリティ職種診断」を公開した。対象は、セキュリティ業界に興味のある学生と転職希望者だ。どのようなツールなのか。
本ツールは、回答者の普段の興味関心や志向を基に、9種類のセキュリティ職種の中から最も適性が高いと判断した職種を「おすすめの職種」として紹介する(図1)。診断結果では、その職種の一般的な仕事内容に加えて、回答内容を基にスキルをレーダーチャートで可視化した「スキルプロファイル」も確認できる。
職種として紹介するのは「セキュリティベンチャーCEO」「CISO(最高情報セキュリティ責任者)」「脆弱(ぜいじゃく)性診断士・ペネトレーションテスター」「SOC(セキュリティオペレーションセンター)/CSIRT(Computer Security Incident Response Team)」「セキュリティアナリスト」「フォレンジックアナリスト」「セキュリティソリューション開発エンジニア」「技術営業」「セキュリティコンサルタント」の9職種だ(図2)。Security Branding Projectは、学生からの注目度が高く、文系出身者からも目指せる職種を厳選したと説明する。
本ツールは、セキュリティ業界における女性(セキュ女)のブランディング活動を促進する、3人の女性セキュリティ専門家が共同開発した。開発者は、PwCコンサルティングの愛甲日路親氏とNECの中島春香氏、エーピーコミュニケーションズの竹本七海氏だ。愛甲氏はSecurity Branding Projectの代表、中島氏と竹本氏は副代表を務める。
学生・専門家で事前検証 セキュリティの仕事を広く知るきっかけに
公開に先立ち、Security Branding Projectは学生とセキュリティ専門家を対象に、本ツールが示した職種と、回答者の現在の職種または志望職種との一致度を調査した。その結果、「希望や現職と一致した」と回答した割合は6割だったという。
調査では、従来持っていたセキュリティ職種のイメージとは異なる診断結果になった人もいたと、Security Branding Projectは説明する。そうした結果も含めて、診断を通じて新たなセキュリティ職種やキャリアの可能性を知るきっかけにしてほしいと、同プロジェクトは呼び掛ける。
2022年5月設立のSecurity Branding Projectはセキュリティについて、理系・文系を問わず、多様な才能を必要とする分野だと指摘する。将来のキャリアを考える選択肢の一つとして、本ツールの活用を広めたい考えだ。
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