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2008/11/26
オラクルが品質管理ソリューションを提供開始
オラクルは10月14日から「Oracle Application Testing Suite」の本格提供を開始しました。テスト機能が充実しており、より高度な品質管理が可能となりそうです。
いうまでもありませんが、ITの運用には高度な品質管理が求められています。しかし綿密なテストには時間も労力もかかるためか、テストが不十分のまま本番環境へ展開されるケースも多いことを指摘する調査もあります。
「Oracle Enterprise Manager」(OEM)はトップダウン型の管理ツールであり、11gになってからテスト時間の大幅な短縮が見込めるようになりました。さらにOEMにOracle Application Testing Suiteを組み込むことでテストツールが充実します。
Oracleの名を冠したテストスイートが登場
Oracle Application Testing Suiteは、エンピレックスから買収したWebアプリケーション品質管理製品「e-Test suite」が基になっています。以下の3つの製品から成り立っています。
- Load Testing for Web Applications(旧e-Load)
Webサービスのパフォーマンスとスケーラビリティをテスト
- Functional Testing for Web Applications(旧e-Tester)
テストプロセスの自動化を実現
- Test Manager for Web Applications(旧e-Manager Enterprise)
テストプロセス全体を構築および体系化
Oracle Enterprise Manager(OEM)は主に最終的なテスト段階をカバーしますが、Oracle Application Testing Suiteはテスト計画や工程管理、機能テスト、アプリケーション負荷テストといった段階をカバーしています。
さらにテストに強力なツールがもう1つ。テストをするには本番環境に近いデータが必要ですが、本番のデータをそのまま使うわけにはいきません。そこで本番環境のデータベースを使用しつつも、機密データをマスクし機密情報を保護するためのツールも提供開始となりました。これが「Oracle Data Masking Pack」です。
ここまでが新しく利用可能になった製品群です。
ほかに現時点では別製品ですが、今後はOEMに、ユーザーが実施した操作およびユーザーが体験したエラーを確認するなどが可能となる「Real-user Experience Insight」が統合する予定です。OEMおよび品質管理はますます強力なものになっていきそうです。
SQL Serverの次期バージョンのうわさもちらほら?
10月初め、「Microsoft、SQL Server次期バージョンの機能を一部発表」(ITmedia)でも取り上げられていましたが、マイクロソフトのSQL Serverの次期版に関する発表がありました。次期バージョンのコードネームは「Kilimanjaro」、特にBI機能が強化されるとか。
CTP(コミュニティ技術プレビュー版)は来年、正式リリースは2010年前半となる見込みです。まだまだ先ですが、来年の大きな注目点となりそうです。
ではまた来月、お会いしましょう。
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Oracle・DB2・SQL Server……
秋の夜長は情報収集、交流会に出かけよう
・SQL Serverの次期バージョンのうわさ
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