[製品紹介]
大規模システム開発を意識したAPサーバ
hp blustone
| 2.BtoB、モバイルへの対応 |
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XMLゲートウェイサーバを実装 |
TeSはJ2EEプラットフォームとしての機能のほかに、企業間でXML文書を送受信するXMLゲートウェイサーバとしての機能も持っている。一般に、XMLを使ってBtoBを実現するには、以下の2点が必要になる。
- XMLデータの処理（XMLの生成、フォーマット変換、データベースやバックエンドシステムとの接続など）
- 企業間でのXMLデータの送受信
1.に関してはUBSにパーサやXSLTなどのXML処理エンジンと、XMLサーバと呼ばれるXMLを処理するためのフレームワークが提供されている。ウィザード形式で処理方法を指定することでJavaコードを自動生成するVisual-XMLという開発ツールが提供されている。
また、2.のXMLの送受信にはUniversal Listener Framework（ULF）と呼ばれるプロトコルゲートウェイがある（図5）。これはHTTP、SMTP、FTP、MQ、JMS、Socketなど多様なプロトコルでデータの送受信をサポートしており、相手側システムの環境に合わせてプロトコルを使い分けることができる。ULFはシステム間通信のためのフレームワークであり、カスタマイズ可能なため、新しいプロトコルをサポートしたり、データの圧縮や解凍、暗号化や復号化など、独自の機能を追加することができる。
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| 図5 プロトコルゲートウェイであるULFが用意されているので、多様なクライアントとのインテグレーションが可能だ |
また、TeSはJCA 1.0仕様に準拠しているため、ERPなどEnterprise Information System（EIS）へのアクセス、またULFのJMS ListenerやEJB 2.0のMessage Driven Bean（MDB）による非同期メッセージ通信など、EAIに必要な技術にも対応している。
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MVCモデルをサポートする strutsフレームワークをバンドル |
オープンソースのWebアプリケーション開発のフレームワークとしてApache JakartaプロジェクトによるStrutsフレームワークがある。Strutsは、MVCモデルに基づいたJSP、ServletによるWebアプリケーション開発のフレームワークで、特にJSP 1.1のタグライブラリや処理制御フローのXML定義などが特徴となっている。Strutsはアプリケーションの国際化（I18N）に対応しており、マルチ言語に対応したアプリケーションを構築することができる。TeSにはStruts本体がバンドルされていると同時に、Strutsを使ってアプリケーション開発を行うためのチュートリアルが付属している。
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マルチデバイスへの対応 |
Total-e-Mobileは、Dynamic Stylesheet Engine（DSE）というブラウザやPDA、携帯電話といったクライアントのデバイスタイプに応じてXMLコンテンツをXSLTにより自動フォーマット変換する機能を持っている（図6）。DXSEはHTTPのメタ属性であるHTTP_USER_AGENTを基にクライアントのデバイスタイプを判別し適切なスタイルシート（XSL）を選択、XSLTによるフォーマット変換を行い、その結果をクライアントに返す。対応するデバイスの種類を増やすときには、アプリケーションコードやコンテンツには手を入れることなく、XSLファイルを新たに追加するだけで済む。つまり、１つのアプリケーションコード（1つのURL）でマルチ言語、マルチデバイスをサポートする。
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| 図6 マルチ言語、マルチデバイスをサポートする |
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他社開発ツールとの親和性は高い |
開発ツールには以下が用意されている。
| 用途 | ツール | 主な機能 |
| EJB開発 | J2EE Developer |
・EJBのセキュリティやトランザクションといったデプロイ時のウィザードによる設定 ・CMP EntityBeanのプロパティとRDBとのマッピング ・Homeインターフェイス、Remoteインターフェイス、Stub／Skeltonの自動コード生成 ・EJBのビルド、jarアーカイブ作成 |
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XMLアプリケーション開発 |
Visual-XML | ・XMLからデータベースの検索や更新を行うJavaクラスの自動生成 ・XMLタグハンドラのJavaクラス自動生成 ・XSLTによるXMLのフォーマット変換 ・XMLとRDBとのマッピング |
| ULF設定 | ULF Console | ・ULFの設定 |
| セキュリティ設定 | Security Console | ・ユーザーやグループの編集、認可権限の設定 |
また、WebGain VisualCafe、Macromedia UltraDev、Sun Forteほか、他社の開発ツールとのインテグレーションモジュールが提供されており、これらの開発ツールを使った開発が可能だ。
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図7 Visual-XMLの画面 （クリックすると拡大します） |
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ライセンス形態は2種類 |
TeSには、Enterprise EditionとDeveloper Editionの2つのライセンス形態がある。Developer版ではDALが使えない、BAMが付属しないなどの一部の制限があるが、EJBを含めたJ2EEアプリケーション開発が可能だ。対応プラットフォームは、Windows、Solaris、Linux、HP-UXなど、JDK 1.2.2以上が稼働するプラットフォームであれば動作する。また、Developer版にはTrail-mapと呼ばれるチュートリアルが付属しているので、このチュートリアルに従ってTeSの諸機能を試すことができる。
[関連リンク]
hp
bluestone Developer版ダウンロード
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