[トライアル版連動企画]
Webアプリケーションの作成が一通り理解できる基礎講座
第3回 EJBの作成手順を覚えよう
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アプリケーションの実行 |
■EJBコンテナの起動
JBuilder 4 Enterpriseでは、開発環境内でInprise Application ServerのEJBコンテナを起動できる。ただし、これはアプリケーションサーバのフルセットではないので、あらかじめVisiBrokerの動的ロケーションサービスであるSmartAgentを起動しておかなければならない。[ツール|VisiBroker
SmartAgent]メニューを実行して、SmartAgentを起動する。
次に、プロジェクトペインでEJBグループを選択し、マウスの右ボタンをクリックして[実行]メニューを選択する。EJBコンテナが起動すると、メッセージペインに、
Container [ejbcontainer] is ready
のメッセージが出力される。
画面12 EJBコンテナの起動 (クリックすると拡大します) |
■JSPの実行
次にJSPを実行する。プロジェクトペインで、saisenbako.jspを選択してマウスの右ボタンを押し、[Web実行]メニューを選択する。表示されたJSPの入力フィールドに数値を入れて[Submit]ボタンを押してみよう。
画面13 JSPの実行 (クリックすると拡大します) |
■Inprise Application Serverへの配布
開発したEJBをInprise Application Serverに配布するには、[ツール|EJB配布]メニューを実行する。このメニューを実行する前に、Inprise
Application Serverを起動しておかなくてはならない。
メニューを実行すると、2種類の配布モードを選択するダイアログが表示される。単一のEJBコンテナにEJBを配布するだけなら、[Quick]を選択すればよい。次のステップでは、配布先のEJBコンテナを指定する。ウィザードが自動検出したEJBコンテナを選択し、[Next]ボタンを押して配布を実行する。
画面14 EJBの配布 (クリックすると拡大します) |
JSPとJSPが使用するクラスも配布する。JSPは、Inprise Application Server 4.1をインストールしたディレクトリ下の html/public_html/下に配置する。JSPが使用するクラス(この場合JBuilderプロジェクトの classes/下)は、同じインストールディレクトリ下の classes/下に配置する。
配布を実行したら、ブラウザからアクセスしてみよう。Inprise Application Serverコンソールを起動して、EJBコンテナの状態をモニタすると、クライアントのアクセスに応じて、EJBの状態が変化する様子が分かる。
画面15 Inprise Application Serverコンソール (クリックすると拡大します) |
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