第2回

Linux:ブームを超えて
「とりあえず入れてみなきゃ始まらない」
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Red Hat Linux 6.2J DELUXE

 次は「Red Hat Linux 6.2J DELUXE」(以下RHL)のインストールを行ってみました。

 パッケージを開けると、非常に沢山の紙が出てきます。なんだろうと見てみるとマニュアル以外にレッドハットをかぶった男(確かシャドウマンと呼んでいたはず)のシールが出てきたりと、ブランディングに気を使っているという感じがします。そういえば、Macintoshを買うと箱の中からリンゴマークのシールが出てきましたね。

 KondaraがRHLをベースに開発されているので、インストールの基本的な流れはさきほどとほぼ一緒です。それでも若干の差異もありますので、そのあたりも踏まえて気がついたことを書いてみたいと思います。

キーボードの設定
Kondaraが単純にキー数、配列だけを聞いてきていたのに対して、RHLでは「モデル」「レイアウト」「デッドキー」と3つの項目が設定できるようになっています。前者2つはともかく、「デッドキー」とは一体何を表すのかが不明です。特に問題も起きないようなので、気にしないほうがいいのかもしれません。

ネットワークの設定
RHLではDHCPの利用がデフォルトになっています。今回利用したパッケージがサーバ用途専用ではないことが影響しているのでしょうか。IPアドレスを入れるとネットマスク、ネットワークアドレス、ブロードキャストアドレス、プライマリDNSを自動的に入れてくれます。さらにKondaraと違い、ゲートウェイアドレスも入れてくれるのですが、随分と高い(数字が大きい)アドレスを入れてくれるのが謎です。

タイムゾーンの選択
最初から「Asia/Tokyo」を選んでくれています。RHLとKondaraの方向性を知っていると、両社のここのデフォルト値が逆なのが興味深い点です。

依存関係が解決されていません
というエラーはこちらでは出ません。

インストール全体を通して
こちらもGUIのインストーラであり、設定の順序など、全体的にこなれた構成になっていることを感じました。

 


 目次 

 Linuxをインストールする
 Kondara MNU/Linux Server 1.1
 Red Hat Linux 6.2J Deluxe
 Turbo Linux Server 1.1
 インストールの秘訣

 
連載 WindowsユーザーのためのLinux超入門


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