こんな脱力系ヒューマンエラーはいやだ。
山本洋介
bogus.jp
2008/9/22
ネットワーク担当者を悩ますネットワークトラブル。トラブル原因を解明するとエー!っと脱力するようなヒューマンエラーも少なくありません。そんなネットワークエラー5つの事例を集めてみました。 |
9月のこの時期は、ネットワーク管理者でも休めるはずの連休が続きますね。でも、行楽明けに会社に帰ってくると、とんでもないことになっていた! なんてことは約束事のように発生します。
そこで、ここでは、ありがちですが、エー!っと脱力するようなヒューマンエラーが原因のネットワークトラブルを紹介させていただきます。低レイヤのトラブルってホントに困ったものですよね……。
荷物を置きたい
会社に戻ってくるとフロアのインターネット接続ができないと相談されます。
慌てて話を聞いてみると、接続できる場所とできない場所があるようで、調査していくとどうやら1つのスイッチにたどり着きました。
そのスイッチのファンの前には大きなダンボールがぴったり置かれています……。 排熱できずに熱がこもってスイッチが熱暴走したもようです。ネットワーク機器の後にはすき間が空いていますが、そこに荷物を置かれると機械の温度が上がって故障してしまうのです。
「昨日PC買ったんだけど、ダンボールの置き場所そこしかなかったからしばらく置かせてもらってるよ」
「ダメです><。ここに置かれると新しく買ったPCもネットにつながらなくなりますよ」
荷物をどけてもらって冷やすと何とかスイッチは動き出し、接続は回復しました。
スイッチのファンの前に大きなダンボールが置かれてないかチェック! |
このようにネットワーク機器にとって(コンピュータもですが)、意外と熱は天敵で、熱のことを考えずに配置していると、夏の暑い日なんかは複数の機器が熱暴走したりして地獄を見ます。
また、ゴキブリなどの虫たちが機器に入って、ショートしたり熱暴走したりすることもありますので注意したいものです。
こんな脱力系ヒューマンエラーはいやだ。あるあるトラブル5連発 | |
<1発目>荷物を置きたい | |
<2発目>コンセントを使いたい | |
<3発目>LANケーブルを使いたい | |
<4発目>ケーブルが邪魔 | |
<5発目>更新ってなんですか |
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