Flashベースのリッチクライアントを体験(1)
Macromedia Flexのインストール
■Flexのインストール
サイトからダウンロードした「Flex-15-win.exe」を実行します。以下の画面が表示されたら[Next]をクリックします。
画面5 Flexのインストーラ画面 |
ライセンスに同意します。「I accept the terms of the License Agreement」にチェックを入れ、[Next]をクリックします。
画面6 ライセンス規約に同意するか否かの確認画面 |
「Serial Number」は空欄のままで、[Next]をクリックします。これによってFlexはトライアル版としてインストールされます。もしここでSerial Numberを入力すると、製品版としてインストールされます。
画面7 シリアルナンバーを入力しないで[Next]ボタンをクリックすると、自動的にトライアル版(60日間後にはデベロッパー版に)としてインストールされる |
「Install Options」のページが出てくるまで[Next]をクリックします。
「Install Options」のページでは「Macromedia Flex」を選択します。もう一方の「Macromdia Flex with integrated Jrun4」は、Macromedia JRun4に統合されたFlexをインストールする場合に使用します。今回は、Tomcatの上でFlexを動作させるので「Macromedia Flex」を選択するわけです。
画面8 「Maromedia Flex」を選択する。「Macromedia Flex With Integrated Jrun4」を選択するとJRun4の上で動作するFlexとしてインストールされる |
指示に従い[Next]ボタン押してインストールを終了します。
画面9 インストールの終了 |
正しくインストールされているか、確認してみましょう。まず、C:\Program Files\Macromedia\Flex\samples.warをC:\Program Files\Apache Software Foundation\Tomcat5.0\webappsにコピーしておきます。
次に、Tomcatを起動します。Windowsのスタートメニューから、[Apache Tomcat 5.0]→[Start Tomcat]を選択します。Tomcatの操作に慣れている開発者は、エクスプローラから直接TOMCAT_HOME/binから起動しても構いません。
ブラウザを立ち上げ、以下のURLにアクセスします。
- http://localhost:8080/samples/
以下の画面が表示されれば、Flexのインストールは問題なく終了しています。この画面はあらかじめFlexに添付されているサンプルアプリケーションの一覧画面です。
画面10 「Flex Samples Apps」ページにはFlexのサンプルアプリケーションへのリンクが一覧されている |
この画面の「Flex Explorer」をクリックすると、「Hello World!」の画面が表示されます。このHello World!は実はFlashで表現されています。このFlashのコードは、「Hello.mxml」タブをクリックすることで閲覧できます。
画面11 「Flex Explorer」の画面 |
下記の画面は、「Hello.mxml」タブをクリックした結果です。Flexのソースコードが表示されています。右のタブにはFlexのソースコードが、左側のSampleタブには実行結果が表示されます。このように、Flex Explorerでは、コードと実行結果を対比できます。
Flex Explorerは、さまざまなユーザーインターフェイスを実現する基本的なコンポーネントの使用法や、メディアファイルの再生方法、サーバーサイドデータとの接続といった基礎的なタスクを Flexで実行する方法を示すサンプル集です。
画面12 「Flex Samples Explorer」はFlexの学習に便利 |
ソースコード「Hello.mxml」を見ると、FlexのソースコードはXMLタグで記述するタグ言語であることが分かります。このコードの仕様をMXMLと呼びます。MXMLによってユーザーインターフェイスを定義しますが、複雑なロジックの記述にはAction Scriptと呼ばれる言語を用います。言語に関するより詳細な説明は、次回以降で行います。
さて、Flex Explorerをいろいろ試しながら、Flexのさまざまなアプリケーションを経験してみてください。次回は、Flex
Builderをインストールし、開発環境を整えます。
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INDEX |
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Flashベースのリッチクライアントを体験 第1回 | ||
Page1 Flexを体験するために必要な環境 環境の準備 Flexのダウンロード |
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Page2 Flexのインストール インストールの確認 |
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