[Competition] 1.スペック表の各項目についてデジタルアドバンテージ 島田 広道2009/05/14 |
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以降のページで紹介する製品スペック表の各項目の意味は以下のとおり。なお下記の説明は、スペック表の各項目にマウス・カーソルを乗せると表示される。
■提供形態
製品の提供・販売形態のこと。「リセラー」は販売代理店や販売パートナー会社経由の販売を、「直販」はベンダによる直接販売を表す。
■価格
原則として、一般企業の新規購入時の希望小売価格(税別)。サポート内容などによって価格が変わる場合は、その条件を併記している。バックアップ/リカバリ対象と、管理サーバのライセンスが別々に設けられている製品では、前者の単価を「○○円/ノード」、後者を「基本ライセンス○○円」と表している。ただし基本ライセンスに複数のノード・ライセンスが含まれる場合もある。
■リリース時期
掲載している対象バージョン(原則として特定のメジャー・バージョンとマイナー・バージョン)の製品がリリースされた時期。
■バックアップ/リカバリ対象PCのサポートOS
○各OS
バックアップ/リカバリ対象PCのOSとしてサポートされているOSを記載している。なお、「Windows 2000 Server」はServer/Advanced Server双方のエディションを表している。またSmall Business Serverファミリ(小規模向け機能制限版のWindowsサーバ OSスイート)については本記事の対象から外れるので省いている。
■バックアップ/リカバリ対象PCの最小メイン・メモリ容量
バックアップ/リカバリ対象PCにおいて最低限必要なメイン・メモリ容量(OS稼働分などを含む)。
■バックアップ/リカバリ対象PCのハードディスクの最小空き容量
バックアップ/リカバリ対象PCにおいて最低限必要なハードディスクの空き容量。
■バックアップ/リカバリ対象のサポート・アプリケーション
データベースやメール・ボックス・ストア、そのほかの格納データなど、データのオンライン・バックアップ(アプリケーション稼働中のバックアップ)をサポートしているサーバ・アプリケーション製品名。
■バックアップ・メディア/デバイス
バックアップ先ストレージとして利用可能なメディアやデバイス。分類は下記のとおり。
- テープ・ドライブ: ライブラリ/オートローダを除く一般的なテープ・ドライブ
- ライブラリ/オートローダ: テープ・ライブラリあるいは光学ディスクのライブラリ(チェンジャ)、各種オートローダのこと
- ハードディスク: バックアップ対象PCに直結されたハードディスク(インターフェイスは問わない)
- 光学ディスク: CD-R/RWやDVD-R/RWのような書き込み可能な光学ディスク。ただし該当製品固有の機能で書き込み可能な場合に限る
- NASを含むネットワーク共有: NASのようにネットワーク共有フォルダとして利用可能なストレージ
- SAN: SANで接続されたストレージ
■バックアップの種類
対象ファイル/ボリュームをどのようにバックアップできるか表している。分類は下記のとおり。
- フル: フル・バックアップすなわち対象ファイル全体をバックアップすること
- 差分: 前回のフル・バックアップから変更されたファイルのみバックアップすること
- 増分: 前回のバックアップ(フル以外も含む)から変更されたファイルのみバックアップすること
- スナップショット: ファイル・システムのある瞬間のイメージを取得すること
- ボリューム・イメージ: 複数のボリューム(パーティション)のイメージをバックアップすること
■スケジュール・バックアップ
1日ごと、あるいは1週ごとなど、定期的なバックアップを実行可能なタイミングを表している。「時刻指定」は、バックアップ開始時刻を時・分で指定可能。
■仮想マシン(VM)上のファイルのバックアップ
VM上の個別ファイルのバックアップが可能な仮想化ソフトウェアの種類。
■仮想マシン(VM)全体のバックアップ
VM全体のバックアップが可能な仮想化ソフトウェアの種類。ただし、バックアップ時にVMの動作状況を変えたり手動で操作したりする必要がないものとする。
■バックアップ前の必要容量確認
バックアップ前に、バックアップ対象のデータ容量と、バックアップ先ストレージの空き容量をそれぞれ確認できるかどうか。
■スクリプトによるバックアップ制御
コマンドラインやバッチ、何らかのスクリプト言語など、バックアップをコントロールできるCUIベースの手段。
■Windows OSのVSS(Volume Shadow Copyサービス)との互換性
Windows OSのVSS(Volume Shadow Copyサービス)と互換性があり、連携してバックアップできるかどうか。
■稼働中のシステム・ボリュームのバックアップ
VSSの活用などにより、Windows OSの稼働中に、そのシステム・ボリューム(ブート・ボリューム)をバックアップできるかどうか。
■バックアップ・データの圧縮(重複排除)
バックアップ・メディアの容量節約のために、バックアップ・データを圧縮できるかどうか(OSやハードウェアによる圧縮機能の利用は対象外)。
■バックアップ・データの暗号化
情報漏えいなどを防止するために、バックアップ・データを暗号化できるかどうか(OSやハードウェアによる暗号化機能の利用は対象外)。
■ベアメタル・リカバリ
OSがインストールされていないPCに、バックアップからOSやアプリケーションを丸ごと復旧できるかどうか。
■バックアップ・データ/イメージ・データからのファイル取り出し
バックアップ・データ/イメージ・データを完全に展開しない状態で、データに含まれている個々のファイルを取り出し可能かどうか。
■バックアップ時とは異なるPCハードウェアへのリカバリ
バックアップ時と異なるハードウェアのPCに対して、OSごとリカバリできるかどうか。通常は、ハードウェアの異なるPCにリカバリするとOSが起動できないなどのトラブルが生じる。
■リモートからのリカバリ
リカバリ対象PCで対話的操作をすることなく、別のPCからネットワーク経由でリカバリを実行できるかどうか。
■リモートからの集中管理
別の管理用PCからネットワーク経由で複数のバックアップ/リカバリ対象PCを集中的に管理できるかどうか。
■リモート管理ツールの種類
バックアップ/リカバリ対象PCなどをリモートで管理するためのツールの種類(GUIアプリケーション/Webブラウザ)。
バックアップ/リカバリ対象PCを複数のグループに分割して管理できるかどうか。
■イベント通知やレポート送信の手段
イベントの通知やレポートの送信に利用可能な手段。
■レポートの文書形式
管理者が閲覧する各種レポートの出力可能な文書フォーマット。
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