システム管理者のための.NET入門

第2回 ビジネス・アプリケーションの現在と.NET

デジタルアドバンテージ 小川 誉久
2006/12/28

 ソフトウェア開発者向けの話題が先行するMicrosoft.NETを、システム管理者の視点から眺めてみるのがこの連載の目的である。前回では、情報システム開発は短期サイクル化が進んでおり、システム運用を担当するシステム管理者は、次サイクルのシステム開発に対して重要な役割を担っていること、この点で次世代アプリケーション・プラットフォームとなる.NETは、ソフトウェア開発者だけでなく、システム管理者にとっても重要な意味があることを説明した。また分かりやすい.NETの具体的なメリットの例として、クライアント・サーバ型(C/S型)のシステムにおいて、.NETのSide-by-Side技術が、長年システム管理者を苦しめてきたDLL地獄をどのように解消してくれるかを紹介した。

 引き続き今回は、オープン系業務システムの形態、具体的には、前回触れたC/S型システムやWeb型システム、スマート・クライアント型システムの特長と問題点を述べ、これらのシステムに対して.NETがどのような利点を提供するのかを説明する。


 INDEX
  システム管理者のための.NET入門
第2回 ビジネス・アプリケーションの現在と.NET
    1.C/S型システムの特長と問題点
    2.Web型システムの特長と問題点
    3.ビジネス・アプリケーションの論理3階層
 
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