[運用] いま注目のUltrabookの選び方 1.Ultrabookとは デジタルアドバンテージ 小林 章彦2012/03/08 |
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通販サイトや量販店のノートPC売り場などで、「Ultrabook(ウルトラブック)」という言葉を目にすることが増えている。Ultrabookとは、Intelが推進する、薄型で長いバッテリ駆動時間を実現するノートPCの新しいカテゴリである。Intelが定義したUltrabookの条件とは、厚さ21mm以下の薄型のボディで、5〜8時間といった長時間のバッテリ駆動を実現、1000ドル以下のボリューム価格帯を目指すもの。また休止状態のシステムを瞬時に起動できる高い応答性を実現するものとしている。要約すると、休止状態からでもすぐに利用可能となる薄型・長時間バッテリ駆動・比較的購入しやすい価格帯のモバイルPCということになる。ここでは、この「Ultrabook」の選択ポイントと、各社のUltrabook製品の仕様を簡単にまとめてみる。
Ultrabookのロードマップ
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まずUltrabookのロードマップについてまとめておこう。Intelは、Ultrabookの機能を、今後3世代にわたって強化・追加していくとしている。第1世代のUltrabookは、第2世代Coreプロセッサを搭載し、2011年末から販売されている現行製品だ。主にコンシューマ向けに販売されている。
第2世代Ultrabookは、2012年前半に投入の22nmプロセス製造による3次元トライゲート・トランジスタを採用する第3世代Coreプロセッサ「Ivy Bridge(開発コード名:アイビー・ブリッジ)」の製品化とともに販売される。また、IntelとMcAfeeが共同で開発しているUltrabookを対象にしたマカフィー盗難防止サービス(Intel独自のチップ技術を活用し、デバイス・ロックやデータの消去、追跡システムなどのサービス)が利用可能になるなど、セキュリティ機能も強化される予定だ。さらに企業向けのリモート監視機能などをサポートするvProに対応(vProサポートのチップセットをUltrabook向けに提供)する。第2世代以降、コンシューマ向けに加え、企業向けにもUltrabookが展開される予定だ。
さらにWindows 8のリリース・タイミングに合わせて、タッチパネルを搭載したUltrabookが展開されることが見込まれている。ディスプレイ部分が回転し、タブレットPCとしても利用可能となるコンバーチブル・タイプの製品も検討されているようだ。
第3世代Ultrabookは、マイクロアーキテクチャが刷新されるIntelの次世代プロセッサ「Haswell(開発コード名:ハズウェル)」を搭載し、インターネットに接続された「待機状態」で10日間を超えるバッテリ動作を可能にする。Intelによれば、第3世代でUltrabookのコンセプトがほぼ完成するということだ。
Ultrabookは新しい製品カテゴリでもあり、世代が進むにつれて、さらに斬新な機能が追加される可能性もある。
INDEX | ||
[運用]いま注目のUltrabookの選び方 | ||
1.Ultrabookとは | ||
2.Ultrabookの主な仕様と選択ポイント | ||
3.各社Ultrabookの主な仕様(1) | ||
4.各社Ultrabookの主な仕様(2) | ||
「 Windows 運用 」 |
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