Windows TIPS
[User Interface] |
オート・スクロール・モードが利用できない場合の対処方法
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ホイール・マウスを使用しているなら、Webページの内容を自在にスクロールさせる、オート・スクロールが利用できる。 |
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しかし、Webページによってはホイール・ボタンをクリックしてもオート・スクロール・モードにならないことがある。 |
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ちょっとしたコツを知っておけば、難なく通常どおり自在にスクロールができる。 |
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Internet ExplorerでWebページをブラウズするとき、ホイール・マウスの真ん中のボタン(ホイール・ボタン)をクリックすると、マウス・カーソルが以下のような形状に変わり、上下だけでなく、縦横斜めと自在にスクロールできるモードになる。これをオート・スクロール機能という(ユニバーサル・スクロールもしくはパン機能とも呼ばれる)。
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オート・スクロール・モードのマウス・カーソル表示 |
ウィンドウ上にマウス・カーソルを置いてホイール・ボタンをクリックすると、カーソルがオート・スクロール・モードの表示に切り替わる。この状態でマウスを上下や左右に移動させると、それに合わせてウィンドウの内容がスクロールして表示される。どの形状のマウス・カーソルが表示されるかは、スクロール・バーの状態に応じて変わる。縦と横の両方のスクロール・バーが表示されている場合は(ページの縦も横もウィンドウより大きい場合は)、一番左のカーソルになる。上下だけ、もしくは左右だけスクロール・バーが表示されている場合は(縦か横にしかスクロールする必要がない場合は)、右のいずれかのカーソルが表示される。 |
しかし、Webページによっては、ホイール・ボタンをクリックしても、マウス・カーソルがオート・スクロール・モードに切り替わらず、パン機能が利用できないことがある。ページの内容を上下にスクロールさせるだけなら、ホイールを回すだけなので、あまり不自由には感じなくても、左右にスクロールしたい場合は、わざわざスクロール・バーを移動させなくてはならないし、斜めにスクロールすることはできないため、不便に思うユーザーもいるだろう。最近では、パン機能を使わず、ホイールを左右に傾けて左右にスクロールさせる機能を持つマウスもあるが、まだ広く普及しているわけでないし、OSやソフトウェアの設定によっては、利用できないこともある。オート・スクロールが利用できない場合は、いちいちスクロール・バーを操作しなければならず、面倒である。
しかし、一見オート・スクロールが無効に見えるページでも、ちょっとしたコツを知っていれば、実はたいていのページでオート・スクロールを行うことができる。
Webページによっては、マウス・カーソルの表示が切り替わらず、オート・スクロールが利用できないことがある。このように、ページによって操作が無効になるのは、組み込まれたスタイルシートの設計に起因している(HTMLのTABLEタグを利用して、レイアウトを厳密に決めているようなWebサイトでときどき見られる)。
このような場合、たとえページの中央(本文部分)ではオート・スクロールが利用できなくても、ページの端でホイール・ボタンをクリックしてみると、利用できることがある。つまり、ページ全体でオート・スクロールが利用できないのではなく、ある特定のスタイルが適用されている部分以外では、オート・スクロール・モードが利用できる。
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オート・スクロール・モードが利用できないWebページの例 |
この2つのページはどちらもまったく同じWebページであるが、マウス・カーソルを置く位置によって、オート・スクロール・モードが有効にも無効にもなる。 |
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ページの本文部分(赤色で囲んだ部分)でホイール・ボタンをクリックしても、オート・スクロール・モードは利用できない。 |
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本文部分ではなく、ページの端(緑色で囲んだ部分)でホイール・ボタンをクリックすると、オート・スクロール・モードが有効になる(ことが多い)。 |
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このように、ページの左右や上下の端など、本文から外れた部分なら、オート・スクロールさせることができる(ことが多い)。なお、ページの脇にはFlashなどを使った広告が表示されていることがあるが、そのような部分ではもともとオート・スクロールは利用できないので、そこを避けてクリックしていただきたい。
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