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不要なかな漢字変換プログラムを削除する

――意図に反して「かな漢字変換プログラム」が切り替わってしまう場合の対処方法――

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ 小川 誉久
2007/06/01
 
対象OS
Windows XP
Windowsでは、複数のかな漢字変換プログラムをインストールし、アプリケーションごとに切り換えて使うことができる。
しかし複数のかな漢字変換プログラムがインストールされていると、何かの拍子に意図しないところで切り換えが発生してしまい困る場合がある。
このようなトラブルを完全に防止し、常に使い慣れたかな漢字変換プログラムを使いたければ、不要なかな漢字変換プログラムを削除すればよい。
 
解説

 周知のとおり、Windowsには、IME(Input Method Editor)と呼ばれる「かな漢字変換プログラム」が標準で搭載されている(Windows XPに付属するのはIME 2002 Standard、およびNatural Input 2002の2種)。これにより、別途ソフトウェアを追加しなくても、最初から日本語を入力できるようにしている。

 通常はこれでもよいのだが、ジャストシステムのATOKなど、標準以外の「かな漢字変換システム」を別途インストールして、愛用している人もいるだろう。Windowsでは、複数のIMEを同時インストールし、アプリケーションごとに変換プログラムを切り換えて使うことが可能である。

 しかしWindowsに複数のかな漢字変換プログラムをインストールしていると、何かの拍子に意図に反してプログラムが切り替わってしまう場合がある。Windowsでは、アプリケーションやコントロール単位で使用するかな漢字変換プログラムを記憶しており、そのアプリケーション/コントロールに入力フォーカスが移動したときには(そのアプリケーションがキーボード入力を受け付ける状態になったら)、記憶されているかな漢字変換プログラムに自動的に切り替わるようになっている。このためひとたび想定外に切り替わってしまうと、それがずっと記憶されてしまい、思ったとおりに操作できなくなる。

 切り換え機能があることはともかく、通常はどのアプリケーションに対しても、使い慣れたかな漢字変換プログラムを使いたいと思うはずだ。前記のようなトラブルを完全に防止するには、不要なかな漢字変換プログラムを削除してしまえばよい。

操作方法

 Windows XPで不要なかな漢字変換プログラムを削除するには、コントロール・パネルの[地域と言語のオプション]を実行する。[地域と言語のオプション]ダイアログが表示されたら、[言語]タブをクリックし、[テキスト サービスと入力言語]グループにある[詳細]ボタンをクリックする。

[地域と言語のオプション]ダイアログ
[地域と言語のオプション]を実行し、[地域と言語のオプション]ダイアログが表示する。次に、[言語]タブをクリックし、[テキスト サービスと入力言語]グループの[詳細]ボタンをクリックすると[テキスト サービスと入力言語]ダイアログが開く。
  [言語]タブをクリックする。
  [詳細]ボタンをクリックする。

 次に表示される[テキスト サービスと入力言語]ダイアログの[設定]タブにある[インストールされているサービス]のところに、現在Windowsにインストールされているかな漢字変換プログラムが表示される。ここで不要なかな漢字変換プログラムを選択し、[削除]ボタンをクリックする。Windowsでは、最低でも1つのかな漢字変換プログラムをインストールしておく必要があるので、1つしかない場合には、[削除]ボタンは有効にならない(最後の1つは削除できない)。

不要なかな漢字変換プログラムの削除
[テキスト サービスと入力言語]ダイアログが開いたら[設定]タブにある[インストールされているサービス]に並んだ、インストールされているかな漢字変換プログラムの中から不要なかな漢字変換プログラムを選択し、[削除]ボタンをクリックする。
  不要なかな漢字変換プログラムを選択する。
  [削除]ボタンをクリックする。
  [OK]ボタンをクリックする。

 こうして不要なかな漢字変換プログラムを削除したら、いったんログオフするか、コンピュータを再起動する必要がある。削除された状態は、次回にログオンしたときから有効になる(コントロール・パネルで削除を指定しても、再ログオンするまでは、複数のサービスが有効になっている現在の状態が変わらない)。End of Article

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