Windows 2000 Insider/PC Insider合同特別企画
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新しいユーザー・インターフェイスによる使い勝手の向上や、豊富な機能性はもちろんのこと、新OSを評価する大きなポイントの1つが性能にあることはいまも昔も変わらない。Windowsの熟練ユーザーにとっては「よけいなお世話」かもしれないが、Windows XPでは、ウィンドウの半透明表示やアニメーション表示などが駆使され、ユーザー・インターフェイスがリッチになった。これを見ただけでも、先入観としては「いかにも重そうなOS」である。
ところがすでにWindows XPをインストールして使い始めた旧Windows 2000ユーザーに聞くと、予想どおり「重くなった(描画や各種の指示に対する応答が遅くなったように感じる)」という声があるかと思えば、「思ったほどは重くはなっていない」という声もある(残念ながら、「Windows 2000より明らかに速くなった」という声はいまのところ聞いたことがない)。これらはいずれも体感レベルの話であり、使っているPCのハードウェア性能もまちまちだし、感覚には個人差もあれば、それぞれにWindowsの使い方も異なるだろうから一概に比較はできないだろう。しかし興味深いOSではある。
既存のWindows 2000環境をWindows XPにアップグレードするとして、既存のPC環境をそのまま使い続けられるのだろうか? メモリの増設は必要だろうか?あるいは、既存のPCはあきらめて、これを機に新しいPCを購入したようがよいだろうか?
本稿では、こうしたWindows 2000ユーザーの疑問にお答えするために、ベンチマーク・テストを実施して、Windows 2000とWindows XPの性能比較を行う。ベンチマーク・テストで本当の体感速度を定量化することはできないし、テストできるのは複雑なWindows OSのほんの一部分にすぎないが、全体的な傾向を知る手がかりにはなるだろう。
今後のWindows XP性能評価について
今述べたとおり、本稿では主にWindows 2000とWindows XPでの性能比較を主眼として、アプリケーション・ベンチマーク・テストを実施する。以後この「Windows XPの正体」のコーナーでは、Windows XPの特徴的な部分に関し、大小さまざまなものを含め、トピックごとに性能評価テストを実施して結果をご報告していく予定である。編集部では、Windows XPに関する以下の性能評価テストを実施中、ないしテスト実施を検討中である。
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Windows XPのハイバネーション/リジューム性能(ディスクI/OのUltra DMA/66対応による性能向上の評価)
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Windows XPのアプリケーション起動性能(Windows XPのアプリケーション・プリフェッチ機能の性能評価)
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エクスプローラでの[縮小版]表示の性能
(2001/11月末現在。この予定部分については予告なく変更する場合があります)
INDEX | ||
Windows XP性能評価(1)−アプリケーション実行性能 | ||
1.ベンチマーク・テストを実施する前に | ||
2.Windows XP搭載メモリ・サイズ別性能テスト | ||
3.Windows 2000/Windows XP性能比較 | ||
4. アプリケーション・ベンチマーク・テストの考察 | ||
コラム: アプリケーション・ベンチマーク・テストの内容 | ||
「Windows XPの正体」 |
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