書評


XML夏の課題図書 2001
〜初心者からXML技術者の定番書まで全12冊〜

加山恵美
2001/8/9

XML夏の課題図書
XMLクイックスタートガイド
XMLハンドブック
たのしいXML

XML超入門

独習XML

XMLデータ活用ガイド

ステップバイステップで学ぶXML実践講座
実例で学ぶXML

XML+XSLによるWebサイトの構築と活用
XMLデスクトップリファレンス

プロフェッショナルXML
改訂版 標準XML完全解説(上)

 今年の夏は、XMLに関係する書籍が一気に増えた。本屋にはXMLコーナーができ、多様な種類の本が積み上げられている。

 この中から自分に合った本を選べば、夏の間にXMLを学んでしまうことができるかもしれない。ここではそんな熱意を持った読者のために、初級者向けの本から上級者向けの本、またプログラミングの参考書からリファレンスとして卓上に置いておきたいものまで、全部で12冊を一気に紹介していこう。

   これからXMLを勉強したい人には

 まずは初級向けに『XMLクイックスタートガイド』『XMLハンドブック』『たのしいXML』を挙げる。WebでXMLを扱うなら『XMLクイックスタートガイド』、XMLでシステムを構築しようと考えているなら『XMLハンドブック』、XML文書の構造を理解するには『たのしいXML』を選ぶといいだろう。

Web用にXMLを覚えたい人向け

XMLクイックスタートガイド

エリザベス・カストロ 著
日本ユニテック 監修、トップスタジオ 訳
発行:エムディエヌコーポレーション、発売:インプレスコミュニケーションズ 2001年
ISBN4-8443-5587-2
定価:2400円+税

 本書は250ページでそんなに厚くなく手に取りやすいサイズ。XMLの基礎的なことから始まり、DTD、XML Schema、名前空間、XSLT、XPath、CSS、XPointer、XLinkなど、XMLの基本的な技術はほぼ網羅している。これらを細かな項目に分け、1ページごとに項目がまとめられている点が、初心者を意識した構成となっている。

 例えば各ページは「XMLを書くための規則」や「XMLのバージョンを宣言する」など、具体的な項目に区切られている。また各項目ごとに具体的な例を示しているだけではなく、目的に沿って記述していくための方法が手順を追って示されている。XMLの具体的かつ実践的な手法を1つ1つ覚えていくにはよい教科書になるだろう。

 XMLの基本知識を網羅したうえで、CSSも盛り込んでいるため、XML文書の操作だけではなくWebでの使用も視野に入れて解説してある。付録では特殊記号の文字コード表や、色の指定のための事前定義色名、16進表現なども用意されており、便利なリファレンスとしても活躍しそうだ。

読み終わった後はリファレンスとしても使える

XMLハンドブック

渡辺竜生 著
ソフトバンクパブリッシング 2001年
ISBN4-7973-1471-0
定価:1400円+税

 こちらも『XMLクイックスタートガイド』と同様に、ちょっとしたリファレンスとしても使える初級者向けXML解説本である。ページ数は約240ページでほぼ同じ、サイズはA5なので小さく収まっている。

 本書ではXMLの概要や発展の経緯から解説を始めており、概念的なことから理解するのにいいだろう。また『XMLクイックスタートガイド』と同様に、細かな項目ごとにページを分けて解説しているが、図版が多く盛り込まれているので、それぞれの具体的な場面における各要素や技術の構成のあり方を理解しやすい。また、1つの項目ごとに関連する話題、落とし穴や考慮したい事柄なども盛り込み、技術者が理解しなくてはならないことをかみ砕いて重点的に解説している。主に、XML文書をデータベースなどと関連付けたシステムで扱うことを想定して構成されているため、同様の目的を持つエンジニアには特に役立つはずだ。

 本書では日本で多く使われるツールやソフトウェア、例えばインフォテリアのiMakerの画面なども盛り込まれており、実践的な場での使い方をイメージしやすいだろう。

独特の解説で楽しく分かりやすく

たのしいXML

屋内恭輔 著
ソーテック社 2001年
ISBN4-88166-220-1
定価:2400円+税

 本書は初級者向けで、XML文書の構造を理解していくことを目的としている。そのため、XMLそのものの知識が白紙の状態でも、読む進めるうちに理解していくことができるはずだ。ちなみに、これはもともとWeb上で公開していた「たのしいXML」を書籍化したものだ。

 解説は、初級者向けXML本の中でもちょっと独特の路線で進んでいく。解説のための文章を並べるのではなく、2人の登場人物の問答形式で解説が進められているのだ。イラストも非常に多く、何よりも独特なのは、XML文書の例として万葉集を扱っていることだ。古典文学に親しみがある人なら、万葉集の歌も楽しみながら読み進めていくことができるだろう。

 本書をナビゲートしているのはその万葉集にちなんで、たけち=高市皇子(たけちのみこ)と、さらら=菟野讃良皇女(うののさららのひめみこ=持統天皇)である。歴史上では「たけち」は「さらら」の夫(天武天皇)の側女の息子であり、太政大臣となり「さらら」を支えた人物の1人とされている。

   さらにXMLを独学したい!

 次に独学用として、もう少しXMLを掘り下げた本を2冊紹介しよう。Webサイト構築用として『XML超入門』と、XMLアプリケーションのための『独習XML』だ。

サーバ側のXML技術も知りたい人へ

XML超入門

藤田泰徳 著
発行:セレンディップ、発売:小学館 2001年
ISBN4-7978-2019-5
定価:3200円+税、CD-ROM付き

 「超」入門という名前からして超簡単なレベルで終わるかと思うとそうではなかった。XMLの基礎としてマークアップ言語や妥当性などXMLの構文についての解説から始め、中盤ではリンク機能やCSSなど、Webで使う技術を中心に話を展開していき、終盤ではXMLベースのWebサイト構築について解説していく。

 特に終盤のWebサイト構築についてはサーバ側のXML技術について語り、CGI、ASP、Java、JavaScript、JSP、EJBなどについて解説していく。

 XMLの書籍ながら、Webサイト構築を前提にしているため、CSSについての解説も詳細にまとめてある。CSSに関するページではフォントプロパティ、テキストプロパティ、ボックスプロパティ、ディスプレイ関連プロパティなど、多様なプロパティを網羅している。また、XSLについても各種XSLエレメントを具体的な例と共に解説している。書籍の値段は付録CDが付いた分高めだが、手元にサンプルデータを持っておきたいという人は重宝するだろう。

XML対応のプログラミング知識も身に付けたい

独習XML

日向俊二 著
翔泳社 2001年
ISBN4-7981-0036-6
定価:2800円+税

 XMLアプリケーションのプログラミングのためにXMLを学ぼうというのなら、本書はよい自習教材になり得るだろう。本書はXMLのデータ構造やHTMLとの差異について論じることから始め、XMLプログラミングに必要な技術へと発展して解説していく。

 それぞれの単元ごとに、「理解度チェック」などの演習問題が用意されており、ちょっとした研修用教材としても使えるだろう。また、知識を問う演習問題のほかにも、よくあるトラブルと解決策なども掲載してあるので、実用的な問題と対策も学ぶことができる。

 本書の中ではXMLで扱う文字列やエンコーディングなど、実際にデータを扱うときに留意しなくてはならないキャラクタに関する話題をはじめ基礎的な話題、もちろんXML/XHTML標準技術もひととおり網羅し、DOMやSAXの両方についてのプログラミング手法やサンプルも掲載してある。最後にXMLを使ったアプリケーションとしてJavaやJavaScript、HTMLでのサーブレット実行例、Visual Basic、C++などの多様な言語を網羅してサンプルを掲載している。プログラミング言語の選択時の指針も掲載されているので、アプリケーション構築前の参考になるだろう。

   プログラマーが実践技術を身に付けるために

 『独習XML』もプログラミングのための参考書籍だが、より実務的なアプリケーション開発に的を絞ったXML解説本を4冊紹介しよう。『XMLデータ活用ガイド』『ステップバイステップで学ぶXML実践講座』は、主にマイクロソフトの製品に対応した解説書、『実例で学ぶXML』『XML+XSLによるWebサイトの構築と活用』は、DOMやSAX、そしてXSL関連技術が詳しい。

Visual BasicでXMLプログラミングの基礎を学ぶ

XMLデータ活用ガイド

河野 春夫 著
エーアイ出版 2001年
ISBN4-87193-809-3
定価:2600円+税

 本書はVisual Basic(VB)を使ってXMLアプリケーション開発を行う開発者向けだ。アプリケーションは比較的難易度が高くないものを想定している。本書では当然ながらXMLの概要には一通り触れたり、関連技術は補足的にコラムで解説してあるが、中心はサンプルアプリケーションの解説になる。

 そのためXML技術の基本的なことを理解したうえで本書を使うか、網羅してある本を携えながら本書を活用するといいだろう。

 本書ではアプリケーション開発はほぼマイクロソフト製品を中心としてVBを使っている。Accessと連携したり、VBのフォームを作成したり、VBにてXMLデータを扱うプログラムのサンプルを解説する。プログラミング初級者でも割と分かりやすいように手順を追って解説してある。XMLをある程度理解したが、そんなにVBのコーディング経験のない開発者には良い実用書になるだろう。

 また、本書に掲載されているサンプルデータは、すべてエーアイ出版のWebサイトからダウンロードできるようになっている。CDを付ける代わりにWebでサンプルをWebで配布するため、値段が安めに設定されているのかもしれない。

Internet Explorer対応の解説が充実

マイクロソフト公式解説書
ステップバイステップで学ぶXML実践講座

Michel J Young 著
日本ユニテック 訳
発行:日経BPソフトプレス、発売:日経BP出版センター 2000年
ISBN4-89100-183-6
定価:3800円+税

 本書はマイクロソフト公式解説書と掲げてあるが、BizTalk専門の書籍ではなく正当なXML技術を解説し、Webで扱うことを目的としている。添付のCD-ROMには、本書で扱うデータやサンプルに加えて、原書のデータも収められている。

 本書では基礎的なXMLデータの構造や扱い方から丁寧に解説している。かなり腰を据えて本格的に習得したい人に向いている。ただし解説に力点が置かれているため、同程度のページ数の書籍に比べて実践的なサンプルデータの量は少なめだ。マイクロソフト公式解説書とあるだけに、Internet Explorerで表示するときの注意事項や解説が充実しているのも本書の特徴といえるだろう。

 技術はWebで扱うものに重点が置かれているため、CSSやXSLスタイルシートを使う方法や、それに関係したプログラミングサンプルがいくつか掲載されている。より繊細なレイアウト表示ができるように、表示関連のプロパティなどが広範囲で網羅されている。

DOM/SAXでデータを扱う開発者向け

実例で学ぶXML

Benoit Marchal 著
石川直太 監修、鷺谷好輝 訳
インプレス 2000年
ISBN4-8443-1381-9
定価:2980円+税

 本書はアメリカの人気XML書籍を日本語に訳したものである。DOM/SAXでデータを扱いながらXSLやCSSなどのWebで使う技術が中心に書かれている。また各種ベンダが提供しているツールを入手するURLも書かれているのでリファレンスとしても便利だ。

 本書は本格的なプログラム開発者向けであり、ページ数は約500ページ近くある。アプリケーション開発のための実用書とはいってもプログラミングサンプルに終始することなく、基礎的なXML技術も丹念に解説している。

 また本書はCSSと類似した技術であるXSL-FO(XSL Formatting Object)にも触れている。XSL/XSLTとCSSについてはさまざまな解説書があるが、XSL-FOを論じた本はあまり多くないので、参考までに目を通しておくのもよいだろう。

 なお、本書で扱ったプログラムコードやサンプルファイルはインプレスのサイトにある本書のホームページからダウンロードできるようになっている。本書の英語で書かれた原書は1999年12月に出版されているが、セカンドエディションとして改訂版がもうすぐ(2001年8月末)出版される予定だ。

XSLTの解説とサンプルを求めるなら本書

XML+XSLによるWebサイトの構築と活用

PROJECT KySS/宮坂雅輝 著
ソフトバンクパブリッシング 2000年
ISBN4-7973-1340-4
定価:2800円+税

タイトルが示すように、XMLデータとXSL(T)を使ってWebサイトを構築することが目的となっている。冒頭ではXMLを用いた規格、XSL、CDF、SMIL、VMLなどが解説され、関係する技術やベンダのURLが一通り紹介されている。

 本書は約250ページの構成で割と薄いが、こうしたリソースへのリンクが豊富なので本書を片手にブラウザでいろんなページをサーフィンしながら学習するのもいいかもしれない。

 Webサイトの構築が主眼に置かれているため、エンコーディング方法のノウハウや、XSLに関しては特に記述方法を細かく解説して豊富にサンプルを用意してある。初心者が陥りやすいような失敗などにも触れ、より理解しやすいようにまとめている。 「XSLの実践」の章では場面に応じたサンプルリストとその解説が項目や要件ごとに分かれて、豊富にまとめられている。また、書籍のサポート用Webサイトからは、サンプルもダウンロードできる。

 目的が明確な分、本を選ぶ側としては選択しやすいし、期待を裏切られることはないだろう。まさにXSLの解説とサンプルを求めている開発者向きの書籍である。

   いつでも参照したい定番書とリファレンス本

 最後は、手元に置いておきたいリファレンスを1冊、そしてXML技術者の定番書といえそうな書籍を2冊紹介しよう。

薄くて軽いデスクトップリファレンス

XMLデスクトップリファレンス

Robert Eckstein 著
川俣晶 監訳、木田直子 訳
発行:オライリージャパン
発売:オーム社 2000年
ISBN4-87311-012-2
定価:1200円+税

 技術者なら一度は手にしたことがある、動物のイラストで飾られたオライリーシリーズの1冊。XMLデスクトップリファレンスの表紙には孔雀が構えている。

 非常に薄く(100ページ弱)、コンパクトにまとめられている。簡潔にまとめられているので、一気に最初から最後まで目を通すこともできるだろう。

 本書はリファレンスとして構成されているが、XML技術を体系的にまとめており、各用語を簡潔に解説している。翻訳物であるにもかかわらず、日本語の文献へのリンク先や日本語文字コード表などの付録資料も用意されている。ただし、執筆から多少時間がたっているため、仕様の鮮度には多少注意が必要だ。

とにかく詳細にわたる解説が圧巻!

プロフェッショナルXML

Didier Martin、Mark Birbeck、Michael Kay、Brian Loesgen、Jon Pinnock、Steven Livingston、Peter Stark、Kevin Williams、Richard Anderson、Stephen Mohr、David Baliles、Bruce Peat、Nikola Ozu著
石川直太監修、鷺谷好輝訳
インプレス 2001年
ISBN4-8443-1505-6
定価:5980円+税

 XMLの起源と歴史、そして基本仕様からアプリケーション、現在話題のBtoBまで、XMLにまつわる技術をなんとか1冊の書籍にまとめようという気迫を感じるのが本書だ。そのために13人のXML技術者と1000ページを超えるボリュームを費やしている。

 どの項も詳細にわたる説明で埋められており、その多くは一般的な説明から始まり、概念的な解説を経て実際のサンプルコードが示される構成になっている。コードや仕様書を読んで理解しようという姿勢を持つエンジニアにとって、非常に有用なものになるだろう。

 後半でXMLの応用技術を豊富に解説しているのが、本書の大きな特徴だ。XMLデータを、マイクロソフトのAccessを例にしてリレーショナルデータベースで管理する方法や、サーバ間でXMLをやりとりする方法としてXML-RPC HTTPの実装をASPやVisual Basic、Javaなどのコードで紹介したり、eビジネスの応用例としてcXMLの定義を解説するなど、実際にXMLでシステム構築を行うエンジニアが遭遇するであろう問題について、現状の解決策のイメージを与えてくれる。

 丁寧な解説ゆえに、XMLの勉強のためにいきなり本書のページをめくるよりも、ある程度XMLの知識を身に付けて経験をつんでから読む方が、技術的に細かい点にまで立ち入る本書の特徴を生かせるだろう。ちなみに、同じWroxシリーズでは、BtoBに的を絞った『プロフェッショナルBizTalk』が刊行済みだ。

定番書の改訂版は、期待を裏切らない手堅さ

改訂版 標準XML完全解説(上)

日本ユニテック(中山幹敏、奥井康弘) 編著
技術評論社 2001年
ISBN4-7741-1186-4
定価:2280円+税

 そして最後に紹介するのが、XML技術者の定番書として支持を得ていた『標準XML完全解説』の改訂版。上下巻の2冊になるが、8月1日現在は上巻のみ発売されている。

 内容は定番書の後継にふさわしく、前半はXMLの基本から、整形式および妥当(本書では「検証済み」)なXML文書、DTD、名前空間、そしてXSLおよびXSLTなど、XML初心者にも気を配りつつツボを押さえてじっくり解説してくれる。特に、豊富な図解と実例が複雑な概念の理解の大きな助けになる。と同時に、説明は順を追って細かい仕様まできちんと解説してくれるため、すでにXMLをかじった人にとっても理解の正確さを確認するのに適している。XMLを素早く理解したい読者は細かいところは読み飛ばしていけばよく、後から細部をじっくり読み返せばいい。定番書にふさわしい、多くの人に勧められる書籍だ。

 さらに、XMLの応用技術としてXHTMLの解説にも多くのページが割かれている。また、DTDの実践的なスキーマ作成も紹介されており、より実用性が高まった。DOMやSAX、XPathやXLinkなどの関連規格の解説にも一章を割いており、数多いXML関連規格の全体像の把握にも役立つ。

 下巻にはXSLTの詳細な解説や、XML Schemaの説明などが含まれるようだが、前述したようにXMLのコアは上巻でほとんど押さえられている。まずは上巻を読み、必要に応じて下巻をそろえていけばよいだろう。

 こうして見てみると、まさにXML関連書籍も多様になってきた。基礎を学びたいとき、プログラミングのサンプルを得たいとき、今後開発するシステム構成に合わせた書籍など、目的に合った書籍を選べるようになってきている。

 一般的にコンピュータ関連書籍は海外の方が種類が豊富で、より高品質な内容を取り扱っている場合が多いのだが、XMLの場合は日本の筆者による書籍も充実している印象を受けた。今回紹介した書籍は翻訳物も含めて、内容が充実して、サンプルなども豊富に用意されているものを選んである。これらの本のいずれかが、XMLを学ぼうとする人、またはこれからXMLアプリケーションを構築する開発者の役に立つことを望んでいる。

 

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