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ビープ （beep）

　「beep」は「ピー」という音を示す擬音語。コンピュータ関連では、システムのブザー音を指す。

　たとえばPC/AT互換機には、システムエラーなどをユーザーに通知するために、マザーボード上に簡単なブザー音を鳴らす回路が備えられており、これをケースに装着されたスピーカーと接続することで、ビープを鳴らせるようになっている。現在でも、システムに電力を投入したときに、このブザーを短く鳴らすシステムもある。

　しかし現在では、本格的な音源カードを標準で備えたコンピュータが一般化しており、システムの起動後は（Windowsなどのオペレーティングシステムが起動した後では）、このブザーが使われることはめったにない。しかしシステム起動時のPOST（Power On Self Test）などでエラーが発生した場合、ディスプレイにエラーの内容を報告できないときには、このブザーからビープ音を鳴らして、エラーが発生したこと、さらにどのようなエラーが発生したかをユーザーに通知するシステムもある。

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