ショートカット (shortcut)
別名
・キーボード・ショートカット (keyboard shortcut)
「shortcut」は「近道」という意味。コンピュータ関連では、メニューコマンドを1回(ないし少ないアクション数)で実行できるようなキーの組み合わせを指してこう呼ぶ。
MacintoshやWindowsなどのグラフィカルユーザーインターフェイスでは、アプリケーションで実行できる機能がメニューと呼ばれる形式でウィンドウの上部(Macintoshではスクリーンの上部)に配置されている。このメニュー(トップレベルメニューと呼ばれることもある)をマウスでクリックすると、さらに下の階層のメニュー(プルダウンメニュー)が表示され、そこから適当なコマンドを選択し、実行することができる。このようにメニューを操作することで、アプリケーションで実行可能な機能を一覧させながら、必要なものを選択するという使い方が可能になる(実際、初めて触るアプリケーションでは、このメニュー項目をざっと眺めるだけでも、そのアプリケーションの機能一覧が分かる)。
特にコンピュータやアプリケーションに不慣れなユーザーにとっては、このメニューからの選択方式がわかりやすいが、操作に馴れてくると、より少ない操作でコマンドを実行したくなる。こうした要求に応えるのがショートカット(キーボードショートカット)である。キーボードショートカットでは、適当なキーの組み合わせを押すことで、特定のメニューが選択されたのと同じように機能させる。たとえば典型的なキーボードショートカットとしては、Ctrl+C(「クリップボードにコピー」)、Ctrl+V(「クリップボードよりペースト」)などがある。
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