プロミスキャス・モード (promiscuous mode)
別名
・無差別モード (promiscuous mode) 【ムサベツ・モード】
最終更新日: 2004/02/12
イーサネットのネットワーク・インターフェイス(NIC)などにおいて、自ノードあてだけではなく、ネットワーク上を流れているすべてのパケットを取り込むという動作モードのこと。ネットワーク・パケットをキャプチャして解析するネットワーク・プロトコル・アナライザなどにおいて利用される。
通常のイーサネット・システムでは、ネットワーク・ケーブル上を流れているパケットのうち、あて先アドレスが自ノードあてになっているものだけが取り込まれ、上位のOSやアプリケーションに引き渡される。だがプロミスキャス・モードでは、ネットワーク・パケットのあて先や内容に関わらず、すべてのパケットが取り込まれ、アプリケーションへと引き渡される。ネットワーク・プロトコル・アナライザでは、このようにしてケーブル上を流れているすべてのパケットをキャプチャし、解析している。だがこのモードでは、ほかのノードあての通信内容もキャプチャできるため、セキュリティ的には望ましくない。そのため、プロミスキャス・モードを利用するためには特権レベルが必要となっているOSも多い。
Copyright (C) 2000-2007 Digital Advantage Corp.