BTO方式 (Built To Order)
【ビー・ティー・オー・ホウシキ】
別名
・B.T.O. (Built To Order) 【ビィー・ティー・オー】
最終更新日: 2001/04/05
パーソナルコンピュータの製造・販売方式の1つ。「Built To Order」は、「注文(Order)を受けてから製造(Built)する」という意味で、このBTO方式では、製品仕様をメーカー側で固定してしまうのではなく、プロセッサの種類やメモリ容量、ハードディスク容量、装着可能なリムーバブルドライブなど、顧客が必要に応じて、多くのオプションから選択できるようにする。このためユーザーは、予算と目的に応じて、かなり細部までカスタマイズしたコンピュータを入手できるようになる。
コンピュータに限らず、店頭販売される製品では、顧客が実際に店頭で製品に触れ、可能なものについては持ち帰りができるように、メーカー側でいくつかのモデルが設定され、設定されたモデルごとに箱詰めされ、小売店に持ち込まれて店頭に在庫される。しかしモデルを増やすのにも限界があるので、コンピュータのようにオプションが豊富な製品では、顧客1人1人の要求に合致したパッケージを作ることは不可能である。こうした問題を解消し、少しでも顧客の要求に応じた製品を販売しようとするのがBTO方式である。当然ながら、BTO方式のコンピュータは小売店に在庫するわけにはいかないので、通常は直販されるコンピュータでこの販売方式採用される。
BTO方式を採用するPC互換機メーカーとしては、デルコンピュータ、Gateway 2000、エプソンダイレクトなどが著名である。
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