ICDロゴ

Mini PCI (mini Peripheral Component Interconnect)

【ミニ・ピー・シー・アイ】

最終更新日: 2003/02/04

 PCI(Peripheral Component Interconnect)アーキテクチャをもとに策定された小型の拡張カード規格。ノートPCなど小型の機器によく実装されている。

Mini PCIカードの例
Mini PCIカードの例
これはIntel製の56Kbpsモデム/100BASE-TXイーサネットのコンボカード「PRO/100 SP Mobile Combo Adapter」。Type IIIAに対応しており、サイズは6×5cm程度である。カードの手前側にカード・エッジ・コネクタの端子列が、また左上にはモデムとイーサネットの外部コネクタとの接続端子が配置されている。

 Mini PCIは、下表のようにType I、Type II、Type IIIの3種類が規定されており、いずれもノートPCなどに内蔵して、モデムやイーサネットといった機能を提供することを目的としている。電気的な特性や通信プロトコルは32bit PCIとほぼ同等だが、カードの大きさは、標準のPCIカードよりも小型である。

タイプ サイズ(幅×高さ×厚み) マザーボードとの接続 外部インターフェイスとの接続
Type IA 70×46×7.5mm スタッキング・コネクタ ケーブルによる接続
Type IB 70×46×5.5mm
Type IIA 80×46×17.44mm スタッキング・コネクタ カード上にコネクタを実装
Type IIB 80×46×16.34mm
Type IIIA 59.75×50.95×5mm カード・エッジ・コネクタ ケーブルによる接続
Type IIIB 59.75×44.6×5mm
Mini PCIカードの物理的な仕様
「スタッキング・コネクタ」ではカードとマザーボードを重ね合わせるようにして接続する。「カード・エッジ・コネクタ」はSO-DIMMとよく似たコネクタを用いてカードとマザーボードを接続する。Type IIではカード上に外部インターフェイス用のコネクタが実装されており、それがPCの外部に直接露出する構造を持つ。Type I/IIIはカードと外部インターフェイスをケーブルで接続する。

Copyright (C) 2000-2007 Digital Advantage Corp.

参考リンク

アイティメディアの提供サービス

キャリアアップ