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光センサーマウス (Optical Sensor Mouse)

【ヒカリ・センサー・マウス】

最終更新日: 2000/07/11

 LEDから光を発射して机などに反射させ、この反射光を光センサーで受光し、DSP(Digital Signal Processor)により移動量を算出して、マウスポインタを移動させる方式のマウス。1999年4月に開催されたCOMDEX/Spring 99/Windows Worldにおいて、初めてこの方式を採用したマウス(Microsoft IntelliMouse Explorer)がMicrosoft社から発表された。

 それまで一般的だったメカニカルマウスでは、マウスの内部にボールを組み込み、これを机と接触させて回転させ、その移動量を機械的に検出することでポインタを動かしていた。この方式では、机上にゴミやホコリなどがあると、マウス内のボールがそれらを巻き込んでしまい、正しくマウスを移動できなくなってしまったりした。またメカニカルな機構を持つことから、部品の摩耗などによって精度が低下するなど、経年変化に弱いという欠点もあった。これ以外にも、LEDの光を縦横に格子模様の入った専用のパッド上で移動させ、マウスが横切った格子の数を計数してマウスポインタを移動させるオプティカルマウスがある。オプティカルマウスなら、マウスの部品を移動面に物理的に接触させないので、ホコリやゴミの問題はなく、経年変化にも比較的強い。しかしオプティカルマウスは、専用のマウスパット上以外では利用できないという大きな欠点があった。

 これに対し光センサーマウスでは、LEDを発射し、机で反射した光を光センサで高速にキャプチャし、DSPで画像処理を行うことで、マウスの移動量を検出する。このように非接触なのでホコリやゴミの問題はなく、経年変化にも強いというオプティカルマウスの長所に加え、専用パッド以外の任意の場所で利用できるようになった。

 Microsoftは、光センサーとDSPの組み合わせによって可能になった光センサーマウスのコア技術をIntelliEye(インテリ・アイ)と呼んでいる。同社が開発したIntelliMouse Explorerでは、光センサーにより1500イメージ/秒の速度でスナップショットをとり、これをDSPによってキャプチャすることでマウスの移動量を検出する(Microsoftは、このイメージ処理を「イメージ対比処理(image correlation processing)」と呼んでいる)。DSPは18MIPS(1800万インストラクション/秒)の処理性能を持つ。

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