アサート/ネゲート (assert/negate)
最終更新日: 1998/11/16
システムバスの信号線などにおいて、それが有効(アクティブ)な状態にあることをアサートといい、無効(インアクティブ)な状態にあることをネゲートという。
ある信号線が、有効になった/オンになったという状態と、無効になった/オフになったという状態を実際の電気回路で実現する場合、電圧レベルの高い状態をオン/低い状態をオフとするという方法(正論理)と、これとは逆に、電圧レベルの低い状態をオン/高い状態をオフとするという方法(負論理)の2通りがある(電流レベルで区別するときは、電流の向きや有無でオンとオフを表現する)。ほとんどの場合、現実の回路における信号線では、目的に応じてこの2種類の表現方法が混在して使われている。したがって、実際の電圧レベルで信号の状態を言い表すことは、(信号線ごとに異なるので)非常に紛らわしい。そのため、電圧レベルにかかわらず、その信号が有効か無効かを表現する用語として、アサートとネゲートが使われる。アサートは信号が有効な状態、ネゲートは信号が無効な状態をそれぞれ表す。
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