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パーソナル・コンピュータ (personal computer)

最終更新日: 2002/03/15

 個人が1人で占有して使用することを念頭に開発されたコンピュータ。比較的小型で机上などの個人的なスペースに設置可能で、また個人でも購入可能な価格帯であることを特徴とする。

 初期のコンピュータは、大型で、消費電力も大きく、価格も非常に高価で、とても個人で所有できるものではなかった。このため当初は、中央にコンピュータを置き、これに複数の端末を接続して、複数のユーザーで時分割で計算機資源を共有するTSS(Time Sharing System)が一般的だった。その後、デバイス技術やソフトウェア技術が発展する過程で、低性能ながらも、コンパクトで低価格なコンピュータが開発され、個人向けに販売されるようになった。これがパーソナルコンピュータである。

 代表的なパーソナルコンピュータとしては、Apple社のMacintosh、IBM PC/AT(およびその互換機)などが挙げられる。16ビットコンピュータとしては、国内では、独自の仕様を持った日本電気のPC9800シリーズが普及したが、米国仕様のPC/AT互換機上でもソフトウェアだけで日本語環境を実現するDOS/Vが開発され、広く普及したことから、現在では日本電気もPC/AT互換機 をベースにしたモデルを販売するようになった。

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