グラフィックス・カード (graphics card)
最終更新日: 2003/06/05
グラフィックス・サブシステムを実現するための拡張カード。カード上にはグラフィックス処理を行うグラフィックス・チップ(グラフィックスLSI、グラフィックス・アクセラレータともいう)やグラフィックス・メモリ(ビデオRAM)などがあり、グラフィックス・メモリの内容を一定間隔で走査しながら、外部に接続されたディスプレイに画像を表示するための映像信号を出力する。
ひと昔前のPCでは、このようなグラフィックス・カードをISAやVL-Bus、PCIのような拡張スロットに挿入するのが一般的だったが、チップ製造のプロセス技術が向上するなどして、上記のような機能をわずかなチップで構成できるようになったため、最近ではコスト削減のために、マザーボード上に直接このようなグラフィックス・サブシステムが実装されていることも多い。グラフィックス機能を内包するPC用チップセットもあるほどだ。しかしコストよりも性能を追求するタイプのシステムでは、より高性能なものに換装しやすくするために、グラフィックス専用のAGPスロットにグラフィックス・カードを装着していることが多い。必要ならば、より高性能なグラフィックス・カードに取り換えることが簡単だからだ。
グラフィックス・カードの例 これはAGP対応のグラフィックス・カード。AGPスロットに装着して使用する。 |
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