100BASE-T4
【ヒャク・ベース・ティ・フォー】
最終更新日: 2001/07/04
広く普及した10BASEイーサネットの信号周波数を高速化することで、100Mbpsでのデータ転送を可能にしたイーサネット物理媒体の1つ。
日本国内では、100BASE-TXを利用可能なカテゴリ5(データグレード)のケーブルがネットワーク用として敷設されている場合が多いが、米国などでは、ボイス(音声)グレードのカテゴリ3によって配線されているところも多い。100BASE-T4は、このカテゴリ3ケーブルを利用して100Mbpsでの通信を可能にする規格で、100BASE-TXで利用されている125MHzの信号クロックを25MHzに低下させる代わりに、4つのツイストペアのうちの3つをデータの送受信用に、1つをコリジョン検出用に使用する(100BASE-TXでは、2つのツイストペアをそれぞれデータ送信、データ受信に使用する)。ただし100BASE-T4では、送信用/受信用に独立したチャネルが利用できないので、全二重通信は行えない。
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