SIMM (Single In-line Memory Module)
【シム】
最終更新日: 2002/05/08
メモリ モジュールの一種で、外部と電気信号を送受信するためのカードエッジ コネクタに電気信号が一列に割り当てられていることから、Single In-Lineという名称がついた(モジュール基板の表裏に金属端子が並んでいるが、表裏ともに同じ電気信号が割り当てられている)。
PCの分野でよく知られているのは、メイン メモリによく使用された30ピンSIMMと72ピンSIMMである。それぞれ端子数が30ピンと72ピンであることから、このように呼ばれる。データ バス幅は、30ピンSIMMでは8bitのデータ用と1bitのパリティまたはECC用の計9bit、また72ピンSIMMでは32bitのデータ用と4bitのパリティまたはECC用の計36bitである(パリティやECCがない場合もある)。メモリ チップとしては、主にFPM DRAMかEDO DRAMが搭載されていた。
30ピンSIMM これは1Mbytes×9bit(データ8bit+パリティ1bit)の30ピンSIMMメモリ・モジュールの例。ピンは裏側にもあるが、同じ位置の表側と裏側はつながっているので、全部で30ピン分しかない。 |
72ピンSIMM これは16Mbytes(4Mbytes×32bit)の72ピンSIMMメモリ・モジュールの例。ピンは裏側にもあるが、同じ位置の表側と裏側はつながっているので、全部で72ピン分しかない。 |
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参考リンク
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■JEDECのホームページ
半導体関連の規格策定を行っている団体
■[資料]スロット&ソケット図鑑−メモリ−(System Insider)
各種メモリ・モジュールのソケットを写真で紹介