アプライアンス・サーバ (appliance server)
最終更新日: 2001/01/17
ある決まった用途に合わせて機能を絞り込んで実装することにより、セットアップや管理・運用を容易にしたサーバ機器の総称。PCサーバがさまざまな機能を実装できる「汎用機器」であるのに対し、アプライアンス・サーバは「専用機」といえる。
アプライアンス・サーバの特徴は、絞り込まれて実装された機能がほぼセットアップされた状態で出荷されることだ。ユーザーはハードウェアをセットアップしたら、必要最低限のソフトウェア設定後、すぐにアプライアンス・サーバを稼働できる。これに対しPCサーバは、ネットワークOSのインストールなど、目的の用途以外で設定しなければならない部分が多く、セットアップに時間がかかる。管理・運用についても、機能を絞り込んだアプライアンス・サーバのほうが、PCサーバより容易なことが多い。
アプライアンス・サーバの種類には、メール・サーバ、キャッシュ・サーバ、ファイアウォール、NAS(Network Attached Storage)などがある。多くは単一の機能を実装しているが、中には複数の機能を備えるアプライアンス・サーバもある。
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