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NAS (Network Attached Storage)

【ナス】

最終更新日: 2002/09/10

 ネットワークに直結してファイル共有サービスなどをネットワーク・クライアントに提供するストレージ機器。アプライアンス・サーバの1種である。

 通常、ハードディスクやテープ・ドライブといった単体のストレージ機器をネットワークで共有するには、PCサーバにストレージを接続し、PCサーバにセットアップされたネットワークOSの機能により、ネットワークにストレージを公開する。これに対しNASは、PCサーバとネットワークOSが持つネットワークへのファイル共有サービス機能を内包しており、PCサーバなしで直接ネットワークに接続してストレージをネットワーク・クライアントに公開できる。

 NASのメリットは、PCサーバに比べ、セットアップや管理・運用が容易なことだ。すでにあるPCサーバのディスク容量が足りなくなった場合、PCサーバにハードディスクを増設したり、もう1台PCサーバを導入したりするより、NASを追加した方が手間を省けることが多い。また、製品によっては、ハードウェア/ソフトウェアの両面でファイル共有サービスに特化することにより、PCサーバより高い性能を発揮するものもある。

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