コバルトネットワークスが
サーバ集中管理用のアプライアンス製品を発表

2000/5/17

 コバルト・ネットワークスは5月17日、最大100台のサーバを同時に管理できるサーバアプライアンス「Cobalt ManageRaQサーバアプライアンス」(以下Cobalt ManageRaQ」を発表した。Webブラウザを利用して、同社の「Cobalt RaQ2」と「Cobalt RaQ3」を一元管理できる。

 Cobalt Manage RaQはWebブラウザ経由で、各サーバに対してソフトウェアパッケージやセキュリティパッチのインストールが可能、サーバの再起動やネットワーク設定の変更、FTP、telnet、SNMP、DNSなどのサービスのオン/オフも一括で行える。

 同社は一貫してサーバアプライアンスに取り組んできており、ファイル共有のためのCobalt NAS、キャッシュ専用に用意されたCobalt Cache、Webサイトを構築可能なCobalt RaQなどがラインナップとして用意されている。

 こうしたサーバアプライアンスは専門の運用管理者がいないSOHOなど小規模な組織での利用に便利だと言われてきたが、その一方で、最近ではISPやASPなどのサービスプロバイダがホスティングサービスを行う際のコンポーネントとしてももちいられ始めている。ただし、そうの際には、複数台のサーバアプライアンスをどのようにしてシンプルに管理するかが課題であった。

 そもそも単機能に近い形で用途を絞ってとして作り込まれたサーバアプライアンスは、1台から数台で運用する場合には管理もシンプルでその良さを発揮しやすい。しかし、10数台以上になると結局は管理そのものをシンプルにすることが難しくなる。そうした問題を解決するために、管理用のサーバまでもアプライアンス化したのが、今回のCobalt Magage RaQサーバアプライアンスだといえるだろう。これにより、同社は本格的にISP/ASPマーケットへ取り組めるようになるはずだ。

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