ビジネスシヨウ2000 TOKYOが開幕
展示の主役は携帯・モバイル機器

2000/5/23

 「ビジネスシヨウ 2000 TOKYO」が、5月23日より東京 有明の東京国際展示場で開幕した。23日、24日は招待日で、一般参加者向け(入場無料)は25日と26日の2日間となっている。

 今回のビジネスシヨウの会場に入ってまず最初に気がつくのが、携帯キャリアの出展が目立ったことだ。NTTドコモ、10月に合併を控えたKDDI、J-PHONEなどの大手キャリアは会場に巨大なブースを構え、集客力も他のブースより軒並み高い印象を受けた。昨今の携帯向けの情報サービス競争やIMT-2000の来年初頭の登場といったブームもあるのか、出展内容やデモストレーションにも力が入っている。「iモード」「EZアクセス(EZウェブ)」「J-Sky」といった各社の情報サービスや最新端末の展示はもちろんのこと、次世代携帯であるIMT-2000のコンセプトモデルが多数展示されていた。これらのコンセプトモデルはすでに各メディアに露出しているもので目新しいわけではないが、カメラ付き、小型キーボード付き、腕時計型など奇抜な外見をしているため、来場者の関心も高かったようだ。

 携帯以外の分野では、PDAなどのモバイル機器の展示に関心が集まっていた。パームコンピューティングの「Palm」、シャープの「ザウルス」など、さまざまなソリューションを提示したデモンストレーションには、多数の来場者が集まった。PDAではないが、NTTドコモが「ポケットボードパレ」「キャメッセボード」などの新機種を展示するなど、小型の情報機器の展示は各社のブースで見られ、携帯電話と並んで注目の的となっていた。企業情報システム向けのソリューションの展示でも、携帯、PDA、iモードを組み合わせたものが目立ち、最近の潮流が反映されているといえる。

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