インフォミックスがWindows 2000用データウェアハウスを出荷

2000/5/26

 インフォミックスは、同社の主力データウェアハウス製品である「Informix Red Brick Warehouse 6.0(日本語版)」(以下Red Brick)のWindows 2000対応版の出荷を、6月9日から行うと発表した。

 Red Brickは、データウェアハウス専用に開発されたDBMSで、大規模データのロード、大量データの検索、集約、分析などの能力に優れ、おもにOLAPやデータマイニングなどの用途に用いられる。特に、最近では顧客の購買行動などを蓄積し、データマイニングなどで購買パターンを発見するといったことが企業のマーケティング活動なかで重要になってきており、、そのためにデータウェアハウスの必要性も高まっている。マイクロソフトはこうしたデータウェエアハウス機能をSQL Server 7.0で「OLAPサーバ」として追加した。今回のRed Brickも基本的なスタンスは同じで、通常のトランザクション処理にはInformix Dynamic Serverなどの製品を用意しており、データウェアハウスといった特定用途向けにRed Brickを用いる。

 Red Brick 6.0ではデータの中にインターネットのURLを含むことができるようになったため、Webサイト上のユーザーのアクセス履歴などを格納、その振る舞いも分析できるようになった。扱えるデータ量は、数テラバイト以上の拡張が可能。今回のリリースによりUNIX、WindowsNT4.0のほかにWindows2000上での稼動をサポートすることで、UNIXとWindowsでほぼ同様のOLAP環境の構築が実現する。

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