日本オラクルが「Oracle XML Developer*s Kit」をリリース
6月1日より公開

2000/5/31

 日本オラクルは5月30日、データベースと連携したXMLアプリケーションを実現するための開発ツール「Oracle XML Developer*s Kit」(以下XDK)を発表した。6月1日より同社のホームページよりダウンロード可能にし、サポートも同日開始する。

 XMLは企業間取引などの際のデータ交換フォーマットとしての利用が期待されており、取引データを格納するデータベースとXMLの両方に対応するアプリケーション開発のニーズは高まってきている。XDKはこうしたアプリケーションの開発を促進するためのもの。

  XDKは「Oracle8i Enterprise Edition」および「Oracle8i Workgroup Server」のRelease8.1.6を対象とし、RDBMSの保守契約 を結んでいるユーザーには無償でサポートが提供される。また、次期バージョ ンのRelease8.1.7からは同梱される予定。

XDKには以下の3種類のコンポーネントが提供される。

Oracle XML Parser for Java Version2
XML文書が文法的に正しいかどうかを解析し、アプリケーショ ンがXML文書の内部構造にアクセスする手段を提供する。APIにDOM(Document Object Model)とSAX(Simple API for XML)をサポート。XMLをHTMLなど他のテキス トベースのフォーマットに変換するXSLT Processorを内蔵する

Oracle XML Transviewer Beans
Javaコンポーネントを通してXMLのドキュメントやデータをビジュアルに提示したり形成したりするBeanの集まり。DOM Builder Bean、XSL Transformer Bean、XML Source Viewer BeanとXML Tree Viewer Beanから構成される

Oracle XML Class Generator for Java
XMLのDTD(Document Type Definition)に基づいてクラスを生成するコンポーネント

 

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日本オラクル

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