企業ユーザーへのセキュリティポリシー
提供を目的としたアライアンスが設立
2000/6/3
昨今の政府機関のホームページの書き換え事件や米国大手サイトへのDDoS攻撃、破壊力の高いマクロウイルスによる被害など、一連の事件で否が応でもセキュリティへの関心が高まっているといえる。そのなかで、企業へのトータルなセキュリティ対策を行うためのセキュリティポリシー提供を目的として、セキュリティ機器の販売を行うアズジェントをはじめ、複数のセキュリティソリューションを提供する企業が集まって「セキュリティポリシーアライアンス」が設立された。
セキュリティポリシーアライアンスは、これまでのセキュリティソリューションが、ファイアウォール設置やアンチウイルスソフトなど、部分的なポイントソリューションにとどまっている経緯をふまえ、トータルな視点でより強度なセキュリティ対策を行うことを目的としている。セキュリティ対策の基となるセキュリティポリシーの構築には「M@gicPolicy」と呼ばれるツールを使用する。これにより、従来に比べ大幅な期間短縮と費用削減が可能になるという。
このセキュリティポリシーアライアンスは役割により、下記の4つのグループから構成される。
- ノウハウ提供パートナー
セキュリティポリシー構築ツール「M@gicPolicy」をSIパートナーに提供
- SIパートナー
ツールとコンサルテーションを通してエンドユーザーにセキュリティポリシー構築サービスを提供
- アシュアランスパートナー
エンドユーザーのシステム運用の実態がポリシーに準拠しているか? 問題はないか? などの監査・レビューを行う
- サテライトパートナー
セキュリティポリシーを必要とする顧客に構築サービスを紹介
現在、セキュリティポリシーアライアンスに参加している企業として、中心メンバーのアズジェント(ノウハウ提供パートナー)、オービック(SIパートナー)、オービックビジネスコンサルタント(サテライトパートナー)、京セラコミュニケーションシステム(SIパートナー)、KDD(SIパートナー)、KPMGビジネスアシュアランス(アシュアランスパートナー)、シーエーシー(SIパートナー)、ジェトロニクス・オリベッティ(SIパートナー)、東芝情報システム(SIパートナー)、日本電子計算(SIパートナー)、日立ソフトウェアエンジニアリング(SIパートナー)、の計11社の名前があがっている。
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セキュリティポリシーアライアンス
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