ヤフーとピー・アイ・エムが合併に向けて合意

2000/6/9

　検索サイト最大手のヤフーと、携帯電話から利用可能なPIMサービス「DoSule!」を提供するピー・アイ・エムは6月8日、合併に向けて合意したと発表した。ヤフーが存続会社となり、今年秋をめどに合併完了を目標にする。

　ピー・アイ・エムは、iモード、EzWeb／EzAccess、J-Sky等のインターネットアクセス機能をもつ携帯端末から利用可能なPIMサービス「DoSule!」を提供している（同サービスは今年4月より本格稼動を開始）。また、今年6月をめどに携帯電話関連の技術では定評のある電脳隊との合併を行うことをすでに発表しており、携帯分野でのリーディングカンパニーをめざしていたところだった。

　今回の合併により、ヤフーにとっては近日サービス開始予定の「Yahoo!モバイル」のコンテンツ拡充に結びつき、ピー・アイ・エムにとっては同社のサービスと技術がより多くのユーザーに広がる効果が期待される。

　現在、携帯電話の分野は、iモードをはじめとするインターネット接続ユーザーの急増をはじめ、今年末登場予定のJava搭載端末や来年登場予定のIMT-2000などの話題もあり、各社ともこの分野で乗り遅れないよう必死の状態だ。日本国内には、ピー・アイ・エム、電脳隊のように、携帯通信の分野で強力な技術をもつベンチャー企業がまだまだ存在する。今後も、このような合併・協業といった動きが出てくることが考えられる。

[関連リンク]
ヤフー
ピー・アイ・エム
「DoSule!」
電脳隊

情報をお寄せください：

＠ITメールマガジン　新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます（無料）