オラクルが開発ツールの新バージョンを出荷
クライアント/サーバとWebアプリの統合が進化
2000/6/16
Oracle Developerの開発画面(クリックで拡大) |
Oracle Developerは、Oracleデータベースと連係したアプリケーションを開発するためのビジュアルな統合開発環境。同社のPL/SQL言語によるコーディングがほとんど不要で、画面上の部品を組み合わせ、プロパティを設定することなどでアプリケーションの開発が可能。画面フォームを作成する「Forms」と、帳票作成を行う「Reports」、そしてデータをグラフィカルに表現する「Graphics」の3コンポーネントが機能の柱となる。
開発されたアプリケーションは、ランタイムを利用してクライアント/サーバアプリケーションとしてPC上で実行できる。と同時に、Oracle Developer Server上に同じアプリケーションをコピーすると動的に変換作業が行われ、Webブラウザから同じ機能のWebアプリケーションを利用することができる。WebアプリケーションはJavaによって実現される。
今回のバージョンでは、JavaによるWebアプリケーションとOracle Developer Server間の通信にHTTPが利用可能になり、SSLにも対応した。このため、ファイアウォールで制限されたネットワークでも利用可能になったうえ、SSLの暗号化で安全な通信を実現した。
FormsではXMLを出力形式として選択可能になった。データベースの内容をXML形式で出力すれば、他のシステムとのデータ交換が容易になる。Oracle OLAP Serverとの連係も実現されたため、Oracle OLAP Serverに対して問い合わせを発行、結果を定型帳票としてレイアウト、出力できる。
対応プラットフォーム
Oracle Developer R6i : Windows NT4.0/95/ 98、Sun SPARC Solaris 2.5.1/2.6
Oracle Developer Server R6i : Windows NT4.0、Sun SPARC Solaris 2.5.1/2.6
価格
Oracle Developer for Windows NT and Windows 95/98 R6i :50万円/開発者ライセンス
Oracle Developer for Sun SPARC Solaris R6i :75万円/開発者ライセンス
Oracle Developer Server for Windows NT R6i :36万円/8同時ユーザー
Oracle Developer Server for Sun SPARC Solaris R6i :36万円/8同時ユーザー
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