日立製作所が米Rambus社とSDRAM
に関する特許ライセンスを締結
2000/6/27
日立製作所は米国時間で6月22日、米ラムバス社と(SDR/DDR)SDRAMに関する特許ライセンスを締結したと発表した。
同社は、SDRAMおよびメモリコントローラに関して米ラムバス社が保有する特許を侵害したとして、米ラムバス社より訴訟をおこされていた。その中で6月15日(現地時間)には、同じくDRAM製造メーカーである東芝が、日立が訴えられていた特許に関して米ラムバス社とライセンスを締結し、同社の今後の動向が注目されていたところだった。ここで、日立、東芝とDRAMメーカー大手2社が米Rambus社とライセンスを締結したことにより、今後は、他のDRAMメーカーも追随することが予想される。
米ラムバス社は、次世代メモリの1つとして期待されるDRDRAM(Direct Rambus DRAM)を開発・製造しているメーカー。DRDRAMは、インテルのチップセットIntel 820の立ち上がりの遅延などの問題もあり、PCへの普及に関して苦戦する状態が続いていた。DRDRAMのライバルと目されるDDR SDRAMの普及が始まるなか、今回の特許ライセンスが締結されたことにより、今後のDDR SDRAMの普及に与える影響は少なくないだろう。
[関連リンク]
日立発表のニュースリリース
米ラムバスが東芝と特許ライセンス締結(英文)
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