LinuxとWindowsの同時開発を実現するInprise
2000/6/29
(06/26/00, 2:48 p.m. ET) By Antone Gonsalves, TechWeb
News
Inpriseでは、WindowsとLinuxのアプリケーションを、同時に開発できるようにする技術の発表を6月27日に計画している。同社は、Linuxバージョンの「Delphi」と「C++ Builder」に、クロスプラットフォーム機能を追加するという。「Kylix」というコード名を持つこれらのツールはベータテスト中で、リリースは年末の予定。
さらにこの「Inprise INPR」ツールのLinuxバージョンには、オープンソースのApache Webサーバに対応したアプリケーションを構築するための強化が施される。
このクロスプラットフォームのための新機能は、Kylixに続いてリリースが予定されている次期Windows版にも追加される。関係者が26日に明らかにしたところによると、新しいツールやアップグレードの価格は現行とほぼ同じの99〜1700ドルになるだろうという。
クロスプラットフォーム機能は「Component Library for Cross-platform」(CLix)の採用によって実現されている。この技術はニューヨークで開催されているPC Expoで27日に発表される。
CLixで構築されたアプリケーションは、再コンパイルすることによってWindowsやLinuxで動作するようになる。Inpriseの製品マーケティングディレクター、Michael Swindell氏によると、Delphi for LinuxのCLixで構築されたアプリケーションは、Windows版の同ツールに読み込んで再コンパイルすることで、Windows 95、98、NT、もしくは2000上でネイティブ動作するようになるという。
これらの新機能により、WindowsやLinux用アプリケーション開発のコスト削減効果が期待できる。
[英文記事]
Inprise Bridges
Gap Between Linux, Windows
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