日本ボルチモア、XML文書に
電子署名を付加するツールを発売

2000/6/30

 日本ボルチモアテクノロジーズは6月29日、XML形式のデータに電子署名を付加するツールキット「X/Secure(エックスセキュア)」を7月1日より発売すると発表した。また同社は、将来的な成長が見込めるXML分野で、日立ソフトウェアエンジニアリングと提携していくことを同時に発表した。

 XMLは、異なる企業システムやアプリケーション間でのデータ交換手段として各業界から注目を集めており、インターネット間での電子商取引やEDI(Electronic Data Interchange:企業間などでの電子データ取引のこと)などの分野での利用も期待されている。だがその互換性と同時に、データ交換の際に取引先を認証し、データの改ざんなどに対する機構も重要となってくる。X/Secureを使用することで、やり取りされるXML文書に対してPKI(Public Key Infrastructure:公開鍵インフラ)による電子署名が付加できるため、データの安全性が保証されるようになる。

 また同社では、X/Secureをベースに、日立ソフトとXMLによるBtoBなどの電子商取引分野での提携を進めていくことも発表した。日本ボルチモアと日立ソフトは、従来のPKI製品においてすでに提携関係にあるが、今後、より積極的にシステム構築事業の一環としてPKIを用いたXMLによる電子商取引システムの提案を推進していくという。

[関連リンク]
日本ボルチモアテクノロジーズ発表のプレスリリース

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