サンがCPU稼働率を向上させた
「Sun Technical Compute Farm」発売

2000/7/12

 サン・マイクロシステムズは7月11日、「コンピュート・ファーム」を実現する製品「Sun Technical Compute Farm」(以下Sun TCF)を発売した。なお、出荷開始は8月上旬から。

 「コンピュート・ファーム」は同社が提唱するコンピューティング・モデルで、複数のコンピュータやストレージ、ネットワーク機器、ソフトウェアなどを単一のコンピュータとして扱う。そして、ジョブの優先度や使用メモリによって自動的に最適な実行環境を用意し、CPUの稼働率やスループットの向上を実現する。

 「Sun TCF」は、コンピュート・ファームを実現するためのハードウェアおよびソフトウェアの統合製品で、目的に応じて柔軟な拡張が可能。ベースとなるのは「Sun Enterprise 420Rサーバー」(UltraSPARC-IIs 450MHz×4、メモリ4GB、18.2GB HDD×2)および「Sun StorEdge A5200 FC/ALディスクアレイ」(18.2GB HDD×22)で、これにネットワーク機器などを組み合わせた形で出荷される。同社によると、負荷分散ソフトウェアを併用することでより効率的なシステムを構築できるという。

 標準システム構成は以下の4種類。

・「Sun Technical Compute Farm」Base Rack(価格3488万1000円)

Sun Enterprise 420Rサーバー×1
Sun StorEdge A5200 FC/ALディスクアレイ×1
Sun Enterprise 420Rコンピュート・エンジン(UltraSPARC-IIs 450MHz×4、メモリ4GB、18.2GB HDD×2)×4
10/100Mbps Ethernetスイッチ

・「Sun Technical Compute Farm」Star Rack(価格4327万8000円)

Sun Enterprise 420Rサーバー×1
Sun StorEdge A5200 FC/ALディスクアレイ×2
Sun Enterprise 420Rコンピュート・エンジン(UltraSPARC-IIs 450MHz×4、メモリ4GB、18.2GB HDD×2)×4
Gigabit Ethernetスイッチ

・「Sun Technical Compute Farm」4-Way Expansion Rack(価格47158万4000円)

Sun Enterprise 420Rコンピュート・エンジン(UltraSPARC-IIs 450MHz×4、メモリ4GB、18.2GB HDD×2)×9

・「Sun Technical Compute Farm」2-Way Expansion Rack(価格3940万2000円)

Sun Enterprise 420Rコンピュート・エンジン(UltraSPARC-IIs 450MHz×2、メモリ4GB、18.2GB HDD×2)×9

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サン・マイクロシステムズ

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