サンがディスプレイ一体型シン・クライアント発表
2000/7/19
サン・マイクロシステムズは7月18日、ディスプレイ一体型シン・クライアント「Sun Ray 100 Enterprise Appliance」(以下Sun Ray 100)および「Sun Ray 150 Enterprise Appliance」(Sun Ray 150)の販売を開始した。また、これにあわせて既存製品である「Sun Ray 1 Enterprise Appliance」を4万8000円に値下げしたと発表した。
Sun Ray 100/150は「Sun Rayエンタープライズ・システム」用クライアントマシンである。Sun Rayエンタープライズ・システムは、1999年9月に発表されたコンピューティング・モデルで、アプリケーションの実行やユーザー環境の管理をすべてサーバーで行う。サーバ上で動作するWeb/Javaアプリケーションのほか、Citrix MetaFrameを使えばMicrosoft OfficeなどのWindowsアプリケーションも利用可能。また、クライアントのシステム管理が不要なため、管理コストの削減も期待できる。
Sun Ray 100は17インチCRTディスプレイ一体型モデルで、解像度は1280×1024ドット。価格は7万9000円で、2000年8月中旬より出荷開始。
Sun Ray 150は15インチ液晶ディスプレイ(解像度1024×768ドット)一体型モデルで、ほかにプロジェクタ出力用インターフェイスを装備する。価格は17万1000円で、出荷開始は2000年7月下旬。
また、両モデルともに10/100Mbps Ethernetポート、USBポート×4、キーボード、マウス、ISO-7816準拠スマートカード・リーダーを装備する。
なお、Sun Ray 100/150を利用するには「Sun Rayエンタープライズ・サーバ・ソフトウェア1.1」が必要。同製品は、Sun Rayクライアントのユーザー認証やアプリケーションなどの管理を行うサーバソフトウェア。バージョン1.1ではSun Rayサーバのグループ化機能が追加され、可用性が向上している。
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