米ノベル、NDSを拡張する「DirXML」を発表
2000/7/28
米ノベルは現地時間の7月24日、NDS eDirectoryの機能を拡張するソフトウェア「DirXML」を出荷開始したと発表した。
同社が発売するNDS eDirectoryは、ネットワーク上のディレクトリ情報を統合可能な、いわゆるディレクトリサービスを提供する製品。このeDirectoryに、今回発表されたDirXMLを追加することで、業界標準として注目が集まっているXMLのサポートを可能にする。DirXMLを使うことで、ディレクトリ情報をXMLに変換してやりとりできる。XMLサポート機能が追加されたことで、eDirectoryは異なるディレクトリサービスやアプリケーション間での連携機能が大幅に強化され、メタディレクトリ機能をもつことになる。
DirXMLでディレクトリ情報をやり取りするにはドライバが必要となるが、当初提供されるバージョンでは、「Lotus Notes」「Microsoft Active Directory」「Microsoft Exchange」「NDS」「Netscape LDAP」用のドライバが提供される。また、付属のSDKを用いて、C++やJavaで既存アプリケーションやカスタムアプリケーション用のドライバを新たに作成することもできるようになっている。
同社では、コンサルタントやDirXML用ドライバの開発者に向けて、オンラインでのトレーニングを実施している。また、今秋提供を予定に、同社認定チャネルパートナーを通じてDirXMLをベースとしたソリューションを導入するためのトレーニングと認定プログラムも準備中だという。
DirXMLの利用にあたっては、NDS eDirectory 8.5が必須となる。インテルベースまたは、サンのSPARCプロセッサ上で動作し、プラットフォームとしてNetWare 5、Windows NT/2000、Linux、Solarisなどをサポートする。また、Alphaプロセッサ搭載のTru64 UNIXのサポートも2000年内に行われる予定。
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ノベル発表のプレスリリース(日本語)
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