インフォテリアがXMLスキーマ設計ツールを出荷

2000/7/29

 インフォテリアは7月28日、グラフィカルにXMLスキーマを定義できるツール「XML Authority」の出荷を開始したと発表した。XML Authorityは米Extensibility(エクステンシビリティ)社が開発したソフトウェア。インフォテリアは日本語版の開発と販売を行う。

 XMLでは、どのようなタグを利用し、各タグがどのような関係にあるか、といった、XML文書内のスキーマ(データ構造)をまず定義したうえで、そのスキーマに従ってデータを表現していく。スキーマはいわば、XML文書の仕様書といえる。

 XML Authorityは、このスキーマをアイコンなどを利用してグラフィカルに定義し、最終的にさまざまなスキーマ定義言語の形式で出力できる。対応するスキーマ言語はDTDだけでなく、W3CのXML Schema、BizTalkが対応するXDR、日本で開発されたRELAX、 CommerceOne準拠などがある。また、ODBCに対応したデータベースやCOMコンポーネント、Javaクラスなどの既存のデータモデルからスキーマ情報を取得し、XMLのスキーマとすることも可能。

 XML Authority日本語版は1ライセンスあたり1万5000円で、企業導入向けに、5/10/20/50の各ライセンスパックが提供される。対応OSはWindows 95/98/NT 4.0/2000。販売はシステムインテグレータ、およびディストリビューターを通じて行われる。

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インフォテリアのニュースリリース
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米エクステンシビリティ
XMLコンソーシアムとXMLjapan.orgが国内で同時に発足(@IT News)

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