マイクロソフトが
「Services for UNIX 2.0」日本語版を発売

2000/8/4

 マイクロソフトは8月3日、Windows 2000とUNIXの相互運用ソフトウェアの最新版「Microsoft Windows Services for UNIX 2.0(Services for UNIX 2.0)」日本語版を、8月11日に発売すると発表した。

 Services for UNIXは、Windows 2000に組み込むことで、Windows 2000上にUNIXと相互運用を実現する各種機能を提供するソフトウェア。同ソフトウェアにより、たとえばWindows上にNFSサーバやtelnetサーバなどといった機能が実装できるようになる。

 今回発表された最新バージョンの2.0では、Windows 2000 ServerとUNIXシステムとの間で双方向のパスワード変更を可能にする「双方向パスワード同期」や、UNIXシステムのNIS(Network Information Systems)からActive Directoryへのユーザーのマイグレーション(移行)を行う「NISからActive Directoryへの移行ウィザード」などの新機能が追加されている。

 Services for UNIX 2.0で提供されるおもな機能は下記の通り。

  • NISからActive Directoryへの移行ウィザード
  • Windows/UNIXでの双方向パスワード同期
  • NFSサーバ/NFSクライアント
  • telnetクライアント
  • telnetサーバ
  • UNIXシェル/コマンド
  • ActiveState ActivePerl 5.6

 上記の双方向パスワード同期機能に対応するOSは、Solaris 2.6以降、HP-UX 10.2以降、AIX 4.2、Compaq Tru64 UNIX、RedHat Linux 5.2の5種類。製品の推定小売価格は2万9800円で、バージョン1.0からのアップグレードパッケージが別途8400円で提供される。

[関連リンク]
Microsoft Windows Services for Unix 2.0日本語版のページ

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