W3CがXMLによる画像形式「SVG」勧告候補を公開
2000/8/4
XMLなどの標準技術を策定しているWorld Wide Web Consortium(W3C)は8月2日、XML形式で記述できるグラフィック標準、「Scalable Vector Graphics」(SVG)の勧告候補を公開した。
SVGは2次元のベクトル画像をXML形式で記述するため、XML文書の中にグラフィクスを埋め込みたいときにそのまま用いることができ、ベンダーやプラットフォームに依存しないドキュメントの作成を可能にする。SVGに対応していれば、どのようなアプリケーションからでもグラフィック付きのドキュメントが表示できるだけでなく、画像そのものの検索なども実現できる。
勧告候補とは、ワーキングドラフトの次の状態。W3Cの関連する他のワーキンググループからのコメントや、開発者のコミュニティに対して仕様の実装における問題点などを指摘してもらうことなどを目的としている。その後順調に進めば、コメントやフィードバックを反映して勧告案となり、勧告となる。
[関連リンク]
「Scalable Vector Graphics (SVG) 1.0
Specification」
W3C
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