米マイクロソフトがWindows 2000 Datacenter Server出荷
2000/8/17
米国マイクロソフトは8月11日、Windows 2000の最上位製品「Windows 2000 Datacenter Server」のOEM供給を開始した。Windows 2000 Datacenter Serverは店頭でのリテール販売は行われず、すべて同社が認定するデータセンターパートナーを通して提供される。現時点の認定パートナーは、コンパック、デル、ヒューレット・パッカード、IBM、ユニシスの5社。
同製品は、基幹業務、eコマースソリューションなど、多量のトラフィック処理を行うために開発されたエンタープライズ向けOSであり、Windows 2000シリーズ最高のスケーラビリティを実現。最高32WayのSMP(Symmetric Multiprocessing)と、PAE(Physical Address Extension)による最大64GBの物理メモリをサポート。また、最大4ノードのクラスタリング(Windows 2000 Advanced Serverは2ノードまで)および負荷分散サービスを標準搭載する。
Windows 2000 Datacenter Serverのみの機能としては、既存のWinSockアプリケーションをSAN(System Area Network)に対応させる「Winsock Direct」がある。SANは高信頼性、広帯域幅、低オーバーヘッド、低レイテンシなプロセス間通信を提供するネットワークアーキテクチャである。Winsock Directにより、通常のLANプロトコルで透過的にSANへのアクセスが可能になる。もう1つの新機能である「Process Control」は、システムのプロセスやリソースを構成、管理するGUIツール。これにより、プロセスのグループ化やスケジュールの優先度、プロセスグループに対するCPU時間やメモリの制限などが可能。
なお、Windows 2000 Datacenter Server日本語版の出荷時期は未定。
[関連リンク]マイクロソフトのプレスリリース「マイクロソフト社、プログラム パートナーにWindows(R) 2000 Datacenter Serverを出荷」
Windows 2000 Datacenter Server製品情報(マイクロソフト)
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