日本HP、ハイエンドUNIXサーバを発表

2000/9/15

1年で150台の販売を目指すhp 9000 superdome

 日本ヒューレット・パッカードは、CPUを64個搭載可能なハイエンドUNIXサーバ、「hp 9000 superdomeサーバ」を発表した。出荷は11月中旬を予定しており、サポートサービスとバンドルで販売する。

 新製品「hp 9000 superdomeサーバ」は、OSが最新64ビットのUP-UX 11i、CPUにRISC型のPA-8600(552MHz)を搭載、メインメモリは最大256GB、PCIスロットは最大193個のハイエンド・サーバ。CPU4個、メインメモリ16GBを1つのセル・ボードとして、クロスバーで接続するシステム構成を採用した。

 従来の「HP 9000 Vクラス」と比べると、搭載可能なCPUは2倍の64個、OLTP性能も2倍以上を実現した。ハードウェア・パーティション機能「nPartitions」により、セル・ボード単位で最大16のハードウェア・パーティションに分割できる。将来的には、ソフトウェア・パーティション機能「HP Virtual Partitions」に対応予定で、「nPartitions」で構成したパーティションのそれぞれの中で複数のOS環境を構築でき、システム環境に柔軟に対応するという。

 また、主要なコンポーネントの冗長化やオンライン交換が可能、システム・モニタ機能により障害の発生を事前に知らせるなど、信頼性と可用性も強化した。

 現在、開発中のCPU、PA-8700とIA-64へのアップグレードが可能で、IA-64搭載時にはLinux、Windows NTもサポートする予定だ。

  同社では「hp 9000 superdomeサーバ」とサポートサービスをセットで販売する。このサポートサービスには「クリティカル・システム・サポート(CSS)」と「ビジネス・コンティニュティ・サポート(BCS)」の2種があり、導入前アセスメントから導入後のシステムの安定稼動を運用管理する。特にBCSでは、システムダウンから4時間以内の復旧を目指すという。

 将来的には、使用量に応じて料金を請求する「ユーティリティ・プライシング」の導入予定もある。

価格: 2億7200万円より(CPU16個、メモリ8Gバイト、CSSのバンドル)

問い合わせ先:
カストマ・インフォメーションセンタ
TEL:0120-081565

[関連リンク先]
日本HPのホームページ
HPエンタープライズ・サーバのホームページ

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