デル、企業向けコンサルティング事業
2000/9/26
デルは、企業顧客向けに技術コンサルティングを行うことを発表した。
新事業名は「デル・テクノロジー・コンサルティング(DTC)」。同社が単一窓口となり、提携関係を結んだ各分野で専門知識をもつ数社と顧客のニーズに応じたソリューションを提供する。デルではこの関係を仮想統合(バーチャル・インテグレーション)と呼んでおり、同社の「PowerEdge」「PowerApp」サーバや「PowerVault」ストレージなどのハードウェアとコンサルティングサービスを一括して提供できるとしている。
提携先企業は、日立ソフト、マイクロソフト、レッドハット、野村総合研究所など10社。
DTCで提供するサービス内容は、「インフラストラクチャー」「eビジネス」「サーバ/ストレージ」「ビジネスソリューション」の4種類のコンサルティングと、「デル・テクノロジー・ソリューション・センター」「トレーニング・ワークショップ」の計6メニュー。
ソリューションのうち「eビジネス」では、Webの技術を活用したSCM(サプライ・チェーン・マネジメント)など電子商取引の仕組みを中心としたコンサルティングを行う。「ビジネスソリューション」では、WindowsやLinuxなどのOSとデルの製品とを組み合わせ、システムのアーキテクチャやパフォーマンスの最適化を図る。「デル・テクノロジー・ソリューション・センター」では、顧客にシステムの検証、チューニングを行う環境を提供、リスクを最小限に抑えたソリューションの導入を助けるという。
4種のコンサルティングは11月より提供する。「デル・テクノロジー・ソリューション・センター」と「トレーニング・ワークショップ」は2001年春より提供開始の予定。
同社では、今後、DTC事業を順次強化していく構えで、サービス事業での売上アップを図るとしている。
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