コンパック、NASアプライアンスサーバを発表

2000/10/5

 10月4日、コンパックコンピュータは、NAS(Network Attached Storage)アプライアンスサーバ「Compaq TaskSmart N2400」を発表した。

 NASは、ネットワークに直結したストレージ構成で、ファイバチャネルを用いるSAN(Storeage Area Network)より簡単にデータやファイルの統合的管理・共有システムの構築が行える。導入が容易で拡張性もあることから、このところ市場のニーズが高まっている。

「Compaq TaskSmart N2400」

 新製品は、ファイルサーバと大規模ストレージサブシステムを統合したサーバで、NASシステムを手軽に構築できる。製品をラックに搭載するだけで、チューニングなしにインストール(30分)後すぐに稼働できるという。

 業界標準のIAアーキテクチャを採用したサーバ部分はファイルサービス用に最適化されているため、汎用IA サーバを用いた場合に比べて最大50%の高速化が実現するという。

 Windows(CIFS)とUNIX(NFS)のファイルシステム混在環境をサポートしており、両方のデータやファイルの格納と共有・管理が行える。インストール済みのCompaq Insightマネージャを利用すればリモート管理・監視も実現する。

 同社では、ストレージ統合ソリューションとしてENSA(Enterprise Network Storage Architecture)を提唱しており、新製品もこのソリューション中に位置付けている。

 価格は595万円。出荷は11月中旬から開始する。


主な仕様:
Intel Pentium III 733MHz×2
1GBメモリ
18.2GB Wide Ultra3 SCSI 10krpm HDD×2(OS用)
72GB HDD (18.2GB Wide Ultra3 SCSI HDD 10krpm×4: データ格納用)

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